15話 戦乙女の候補
ハーピィーを殲滅した翌日の朝ご飯、2人の様子がおかしい、これは絶対絶命の危機を乗り越えた男女が陥る現象では!先に結婚おめでとうと祝福すべきなのか悩んでいるとイルザ姉が。
「ヒルダあのねアスクと恋人になったの」
「・・・?何を今更、結婚の話しと思ったよ、アスク兄お揃いのネックレスか指輪買いに行くよ、そして求婚する、ほらさっさといくよ」
「いや落ち着けよ」
俺としては出会った最初から恋人だろってくらい息が合っていたのだけど。
「それでねコノ家に一緒に住もうかなと思って」
「いいよ新しく家を借りるから、少し待ってね」
俺は新しく家を借り出て行こうとしたが、2人に一緒に暮らそうと止められ、元イルザ姉の部屋に俺が、一番大きな部屋にベットを新調し2人が使う事になった。
休日なのでベット見てきたらと2人を送り出す、うん恋人だもの2人きりの時間は大事だ、俺も1人でいる時間を増やそう。
そして冒険者ギルドの掲示板を見ている、もう日課だな〜、記事を読んでいるとアディルス剣術教官に声をかけられた、どうも適性試験を受けた俺を覚えていたようで話してるうちに剣術の型を教えてくれる事になった、有り難い。
型を何度か繰り返していると、何か学んでいたか問われてフィギュアスケート?の真似してるだけと答えたら次の休日も鍛錬に来るように誘ってくれた、是非お願いします。
そろそろ昼か、そう言えばアトリちゃんが胡椒の種子を欲しがってたなぁ、家に帰る前に宿屋に寄ってみよう。
屋台も冷やかしつつ歩いていると。
「使徒様」
「・・・」
「お待ち下さい使徒様」
振り返ると、修道服を着た美少女が服を掴んでる、誰なんだろう。
「えっと、私になにか?」
「私は修道女のフォルセと申します、ヒルデノート ツカサ フレイア様」
なぜ知ってるんだフレイしか知らない筈なのに、取り敢えず鑑定しよう、驚きが顔に出ないように微笑みながら。
ステータス
フォルセ ノエルトリア
人間♀ ヴァルキュリア候補 :
LV 2 P:0
HP 40
MP 50
体力 8
魔力 10
敏捷 38
幸運 46
装備
ショートメイス
修道服
特殊能力
棍術 LV1
聖術 LV1:スキル[治癒:浄化]
鑑定 LV1:スキル[生物]
フレイ俺の正体見抜いた子の鑑定したら全能力見える、ヴァルキュリア候補ってナニ、神殿の巫女じゃないの?
[ヒルダ落ち着いて、私達が全能力見えるのは眷族か使徒そして従属する可能性を持つ者よ、そして相手も自分が仕えるべき主人が分かる、戦乙女か]
俺はまだ神族じゃないよね、使徒なんだろ。
[戦乙女から見たら使徒も上位の存在で仕える対象よ、特にヒルダはフレイヤの名も有るし]
とりあえず確認してみるよ、よく知らないしね。
「えっとフォルセさん、何かの間違いでは?」
「フォルセとお呼び下さい、ハーピィー迎撃の回復要員として戦場に派遣されて、初めてヒルデノート様を見た時に分かったんです、仕える方の真名と自分が何者かを、お願いします貴女様に仕えさてください。」
「ちょ取り敢えず落ち着ける所で話さない?間違っても大通りでする事じゃ無いよ、注目されてるって」
何処に行こう、今の俺にとって教会関係は非常に危険だ神の使徒が魔族だったなんて公開処刑されるよ、ベルタニアなら聖女様みたいな感じだろうに。
「ヒルデノート様、修道院へ行きませんか?私の部屋もありますし」
「教会とは別だよね?あと様付けはやめようよ」
修道院は教会の隣にあって司祭様は男性なので入れないらしい、大丈夫そうなので行ってみようか、本当は教会も見てみたかったりする。
近くで見た教会はステンドグラスが綺麗で圧倒される大きさ、修道院は如何にも清貧な感じで人もまばらだ部屋も飾り気が無く狭かった。
「あ〜フォルセ、私を何者だと思ってる?」
「白く美しい翼を持つ天使様です、私には見えます」
うん頭と目の治療が必要だね、俺のは黒いよコウモリみたいのだ腰の上くらいに付いてるし。
それから延々とお願いされる、フレイに聞いたが従属したら意見は言えるけど反抗出来ないらしい、それって奴隷と何が違うの。
フレイに従属したら良いんじゃない、コソコソLVアップを目指してる俺には向いてないと思うんだけど?
[ニョルズ父様の場合は各使徒が位階順に仕えてソノ下に従属と言う感じにしてるわ、位階ごとに数は違うけど1人で直接大人数を従えるのは難しいのか効率が悪いのじゃないかしら」
[ヒルデは従属を持つの急が無くても良いのよ、まだ当分は父様に助けて貰えるし、でもね奴隷と思うのは貴方の主観よフォルセにとって一生を献げるに値する事なのかもしれないわ]
確かにフォルセは俺の説得に必死だ、まあ従属しても幻術かけて普通に修道女として頑張って貰えばいいか。
「わかったよフォルセ、戦乙女として私フレイヤに仕えなさい、あとヒルダと呼ぶように」
おおフォルセが淡く輝く、あれ俺も何かが・・この感じは以前に・・・。




