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いつの間にか変な集団に入っていました

やりたい様にやった!反省も後悔もしていない!多分。

 俺はいつも通り朝飯を作っていた。今日はいい天気だ。小鳥の鳴き声がする。そしてベランダから女の子が目の前を横切っ・・・。はぁぁっぁぁ!?


 「ちょっと待て!堂々と不法侵入しやがってこの小娘!!」

 「・・・・・・・・ ちっ ばれたか。」

ばれたとかそういう問題じゃねーんだよこの野郎!ここマンションの13階だぞ!?なんだよ!意味わかんねえよ!そして少しは悪びれろよ!


 「あー、まあ、一応謝る。そして言いたいことは山ほどあると思うが一旦落ち着け。顔が面白い事になっている。」

 「てめえに落ち着けって言わ・・れ・・・・。」

 彼女の後を追う様にベランダからばかでけぇ[ 化け物 ]が現れた。


 「少し面倒なことになったかな」

そう彼女が言った瞬間、目の前いっぱいに青白い光が溢れた。


  * * *


 「・・・もーしもーし、起きてますかー。さっさと起きろーーー。じゃないと俺の首が飛ぶーー。」

あー。さっきの小娘の声だ。今生きてるって事は助けて貰ったんだろうな・・・。俺はアレ見て気絶したんだっけか、情けねー。


 「起きてるのはもう分かってるからとっとと起きようか。」

背中に細い手がスッと入ったかと思うとゴキッという鈍い音とともに有り得ない程の力強さで上半身を起こされた。


 「ってぇ!病人はもっと丁重に扱えよな!」

 「え?お前病人なの?”Monster”見てビビッて気絶しただけじゃん。」

 「あ、あの化け物Monsterって言うんだ。」

 「おま、露骨に話逸らすなy


 ガチャ


 「こら、コルシ、病み上がりの人にすっかけないの。

  初めまして、私はユーナと申します。貴方の傍にいるのがコルシです。」

 「ユーナ、俺はふつーに会話してただけだって!」


 ドアからすっげー美人が出て来た。外見年齢12歳位のコルシとは違って顔にまだあどけなさがあるものの俺と同い年位に見える。にしてもやべぇ。可愛い。なんてことを考えていたらコルシがこっちに来てやけに小さな声で話し始めた。

 「第一印象で騙されるなよ。綺麗な顔して中身は超絶腹黒いかr・・・・・。」


 いきなり話すことをやめたと思ったらユーナさんがめっちゃこっちを睨んでた。目力が・・・。


 「さて、ずっとベッドの上で喋るのもなんですし、あちらの方へ行きましょうか。Monsterや私共についての話もそちらで致します。」


 睨み終わるとこのスマイルである。確かに怖い。少しついて行くのが不安だ・・・。行かないは行かないで怖いからついて行くけど。

 

  * * *


 うん、ごく普通の応接間だ。なんかホッとした。

 

 「さて、何から話したらいいでしょうか。ではまずはじめに私共の事から・・・。」


 ・・・・・・・・・思った以上に長い!コルシに至っては寝てるし。めっちゃアバウトに説明すると


 ・Monsterは敵。普段は人が居ないところで活動しているが最近都市部に現れるらしい。

 ・ユーナユーナさん達はMonsterを倒せる力を持っていて、それでぶっ倒してるらしい。

 ・倒せる奴らでグループを作っていて、ここはそこの支部らしい。


 こんな事についてかれこれ4時間位話された。コルシは途中で起きてどっから出してきたのか積み上げたら自分の身長を優に超える様な量のドーナツをほおばっていた。


 「他に何か質問はありますか?」

 本当だったらユーナさんのスリーサイズを聞いておきたいところだがここは我慢だ。言ったら何されるか考えただけでも恐ろしい。

 「特にありません。ありがとうございました。では、俺はこれで・・・」

 と当たり障りのないことを言って帰らせてもらった。



 明日も来てねと言われたけど・・明日学校なんだよな・・・。受験勉強・・・・・・・ま、いっか。


 因みに帰り道は普通にスマホの地図機能を使った。

 

 


 


 

 





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