表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

太陽の

作者: keisei1

白い雪が染み渡り

薔薇の花で道は埋まり


空っぽのトランク

路傍へ投げ捨て


僕は体もない伽藍堂の海へ(情報の)

バイブルは 燃えては赤く空を焦がし


太陽の陽射しさえ届かぬ

太陽の明かりさえ

太陽の眩しささえ意味なく

太陽の光さえも


巡る血もない偶像の

仮想空間での世迷言


トランクに詰めた

価値あるものは


体を得たその瞬間に 消え失せる

レリジョン あまたの神も 目を閉じ


太陽のフレアさえ無きものに

太陽の黒点さえ

太陽の消失さえ意味なく

太陽の限界さえ



太陽の届く場所さえ奪われ

太陽の脈動も

太陽の行く先さえ遮られて

太陽の永遠性でさえ


太陽の 誰も望まない宇宙観

太陽の そこへ行くのか

太陽の マッチ一本の灯だけが頼り

太陽の慟哭でさえ聞こえない



夜の街灯は騒めいて

仮想通過一枚で世界は変わる


昨日のアルコールは溶かしきれず

僕は体なき 刺激だけの空間へ


君に触れた手触りさえ失う


太陽の昇る場所は人知れず

太陽の跡形も

太陽の指し示す道さえなく

太陽の光も


太陽の 誰かが望んだのかもしれない

太陽の この領域

太陽の 蝋燭の火だけが頼りに

太陽の咆哮さえ届かない

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ