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アイデンティティという名の。

凛の部屋でこの世界の話を聞いたところ、2016年と変わってないのは外観だけだという事を思い知らされた。



今は2216年。遡る事180年。つまり、2036年。この地球で第三次世界大戦が勃発していたという衝撃の事実。





しかも、対戦カードは日本VS世界連合、当時有力なアメリカ、ロシア、中国諸々を敵に回したと言うのだ。


戦争の原因は、日本国民が有し始めた、個性【アイデンティティ】と呼ばれる超能力のため。

世界各国はその能力を不気味に思い、個性を自国に輸入しようと、日本と交渉を行おうとした。しかし当時の日本政府は全ての交渉を跳ね除けた。



その結果、個性の力を以って世界を牛耳ろうとしている、という難癖と宣戦布告を世界中から叩き付けられた日本は、上等だと言わんばかりに世界中の国々を相手取り、戦った。






「今じゃもうほとんどおとぎ話みたいなもんだけどね。すごい戦争だったみたいよ?」




「戦闘機?とかミサイルがブワー!って日本にいっぱい飛んできたんだって!」




「実はね、私のお爺ちゃんのお爺ちゃんもその戦争に行ったのよ?英雄なんて呼ばれたらしいんだから!」




「それにしてもひどい話よねー?なーーんにもしてないのに、一方的に戦争だー!何て言われるだもん」




「ま、この世界の最強の兵器は戦闘機でもミサイルでもないって事が分かった?」







戦争開始から一年後、日本の圧勝という形で第三次世界大戦は幕を下ろした。






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