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連携で近代日本史を変える  作者: 四式戦闘機疾風甲
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1話 いざ過去の日本に!!

1915年 横須賀某所

土屋は目が覚めた。彼の記憶では親友である塩田と浜野とともに夜遅くまで意見の出し合いを行っていたはずだった。しかし、

(なんで強面のおっさんに囲まれ会議に臨んるんだ!?)

土屋は周囲の者を見回し更に会話内容を見てこれが海軍会議だとわかった。さらにカレンダーを見て現在が第一次世界大戦勃発後の1915年であることがわかった。

そしてさらに土屋は自分が18歳という若さでありながら皇太子である後の昭和天皇の従兄弟ということでこの会合に参加していた事を理解した。


そして土屋は後日皇太子であり摂政である後の昭和天皇の元へ向かった。


「土屋少佐、よく来た。もうしばらくで我らの従兄弟である陸軍の浜野少佐も来る。」


「失礼します。陛下。」

とほとんどすぐに浜野はやってきた。

「浜野少佐であります。つ、土屋か!?」


「おお!浜野かお前陸軍少佐になっていたのか?」


「土屋こそ、海軍少佐か!お互い好きな軍でよかったな!!」


「お主ら一体なんの話を…」

二人は1日しか経っていないのに物凄い久しぶり会った様な感覚になっていた。そのせいか皇太子の存在を忘れてしまっていた。


「「な、なんでもありません。」」


「そうか、なら良い。従兄弟である主らの話だ。出来るだけ聞くぞ。」


浜野と土屋は互いの顔を見合わせて頷きあった。そして

「では、わたくし土屋のほうから。まず皇太子陛下 に海軍新型戦艦扶桑型の建造中止と伊勢型以降の建造計画の見直しをして頂きたく。さらに旧式戦艦は出来るだけ退役させましょう。さらに今対戦で登場している潜水艦の研究。そして航空隊を陸軍と共同開発していく所存であります。」


「ふむ、しかし陸海軍は仲が悪いのではなかったか?」


「はい、それにつきましては我々を中心にした若い将官たちと両軍の融和に理解を持つ方以外の掃除を計画しています。」


「わたくしとしましても今後土屋とともに陸軍の掃除を始めようと思います。」


「わかった。土屋の話にあった海軍の改革案は私から海軍上層部に言おう。浜野からは何かあるか?」


「はい、まずは日露戦争において学んだ通り現代戦は物量と兵器が戦の勝敗に直結します。よって最新兵器の開発を行うのと今対戦で登場した戦車の輸入、開発を目指しております。さらに土屋少佐の言う通り陸軍内の掃除後に海軍と合同で航空隊の開発を始めようと思います。」


「よかろう。陸軍の方も私から陸軍上層部に意見する。それ以外はないか?」


「「はい。今のところは。」」


こうして皇太子の支援をこぎつけた両人はそのまま料亭へ直行した。そして、残り1人の親友塩田の行方を案じあ。しかしそれはすぐに杞憂とおわるのであった。とにかく土屋と浜野は陸軍、海軍でのちに起こすであろう大型クーデターの計画をたてて話しあった。


次の日二人はそれぞれの自宅で目をむいた。互いのよく知る塩田が警察庁の長官となっていた。そして塩田は皇太子からの許可を取り付け、武装機動隊という治安維持部隊を設立していた。この隊は近衛師団に限りなく近い高レベルな装備と練度を誇ることとなる。

その直後に浜野と土屋は塩田に対して会合を申し込み間も無くそれは快諾された。


その晩その三人は東京の静かな料亭に集まった。

「久ぶりだな二人とも!!なんだ、なんだその不満そうな顔は!!」


「うるせぇ!!なんでお前だけ警察庁長官なんだよ。どう考えたっておかしいだろ。」


「その通りだ。俺たちなんか皇族軍人なのにまだ少佐なんだぞ!!」


「まぁまぁ。落ち着け。どうやら俺がこの体に意識を移す前に皇太子陛下の暗殺計画があったらしくてな。それを阻止して皇太子陛下を救ったのが俺らしい。まぁ、しょがないことだ。」


「「なんだよそれ!!」」


「声合わせて怒るな。だが俺がこの地位にいればお前らのクーデター計画も後押しできる。」


「「なぜ、それを。」」


「本当だったのか!!?考えそうだからカマかけただけだよw」


「塩田、覚えとけよ。」


「いつか戦車でひいてやるからな。」


「怖い、怖い。クーデターの話しは計画が完成したら俺に教えろ。協力はする。あと医療関係のことや人口増加のための諸政策はもう既に陛下に進言した。お前らは基本軍事関係のことに集中しろ。」


「「わかったよ。」」


「よし、今後の俺たちの活躍を祈り、」


「「「乾杯!!!」」」

男達はその後今後のことについて自分たちの意見を出し合いおおかたの方針を取り決めた。

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