設定資料集
設定資料集です。基本作中は勉強不足すぎる空也君の一人称なため、
ここである程度フォローを入れています。順次更新。
種族
エルフ
神に授けられた魔力、魔法を駆使して発展に成功した種族。
大陸『ウィジャー』に住んでいる。
現在では人間との血統者が殆どで、人間と交わっていない純系エルフは稀。
かつては神に見入られていない民として人間を見下し、
人間大陸のアジャーに行くことすら禁じていたものの
禁断の愛が芽生える場合もあったようで、
そういったエルフが次第に増え、ほぼなし崩し的に
アジャーへの立ち入り禁止と人間差別は廃止された。
……古参エルフの中にはその措置が気に入らない者もいたようだが……
純系エルフで現在登場しているキャラは3人。
校長、ファルシオン卿。
教頭、トゥリアス・イートゥス。
ルシフェルと連絡をとっている謎の男の3人である。
人間
神の力を借りることなく、科学的発展を遂げた種族。
大陸『アジャー』に住んでいる。
魔法に頼っていたエルフより身体能力、頭脳などが総合的に勝っている。
その他は現実世界の人間と変わらない。
混血
人間とエルフの混血。
古代では差別の対象であり、最悪殺されてしまうこともあった。
しかし永い時の中で差別は見直され、今では世間に認められている。
エルフの母から産まれるものはエルフ、
人間の母から産まれるものは人間となる。
人間はエルフの血を引いていても魔力を持っていないことが多いが、
エルフは人間の血を引いていても魔力を持っている。
……しかし、エルフの血が薄くなるにつれ魔力は少なくなっていく。
また、人間の中にも稀に魔力を宿すものが生まれる。
そういった人間やエルフに魔法を教えるため、ファルシオン学園が設立された。
神
遥か昔、エルフに魔法を授けたもの。
エルフに魔法を授けた神はこの世界の神で、空也や黎とは無関係。
神は不特定多数存在しており、神の中でも位が分けられている。
低級神<中級神<上級神<監督神<神域兵<神域兵長
<神域軍師=神域記録係<6色の力<総合神<創造神となっており、
ソルは低級神に位置し、空也と黎は6色の力に位置している。
魔物
『ウィジャー』に突如出現した謎の存在。
その多くは破壊衝動のままにエルフを殺し、建物などを破壊した。
魔法を身に付けたエルフに駆逐されるが、その後もウィジャーの東の海から湧き続けている。
種類にもよるが、殆どがエルフを遥かに超越する力を持っている。
何故発生し、何の目的を持っているかは不明。
魔物と呼ばれているが、力の大きさで分けられており
悪魔<魔獣<夢魔<魔神となっている。
全ての魔物の中で魔神だけは別格であり、
他が種族ごとに複数いる(サキュバス種という種族は1種だが、
サキュバス種の魔物は複数いる)のに対し、
魔神は1種ごとに1匹しか存在しない(水晶魔神という種族は1つで、
水晶魔神という種族に属する魔物は『水晶魔神クリア』1匹のみ)。
悪魔・魔獣・夢魔と魔神は起源が違うのではという説もあるが、定かではない。
魔法
神がエルフに授けた力。
炎・氷・風・雷・光・闇の6属性と無属性の魔法がある。
魔法を使用するには魔力が必要。
魔力が多ければ魔法を多く使えるうえ、魔力を多く使う魔法も使用できる。
また、魔力を使いきってしまうと当然魔法は使えない。眠ることなどで回復できる。
エルフは必ず少なからず魔力を有しており、
人間と交わりエルフの血が薄くなればなるほど生まれ持つ魔力は少なくなる。
また、魔力は感情に左右される。
その為、怒りに任せて魔力を解放するなど言語道断で大変危険な行為。
最悪、破滅的な大爆発を起こし国ごと滅ぼしかねないのだ。
なので、ファルシオン学園では精神的な教育などを徹底している。
…つまり、久城はああ見えて感情のコントロールはできていたらしい。
魔法は不可能を魔力によって可能にする奇跡のようなものである。
但し、大きな奇跡を起こすにはそれ相応の魔力が必要で、
【死者を復活させる】
【神に干渉する】(空也、黎、ソルは時空に直接居るため計算外)
【世界の概念を変える】
【時間を操る】
以上の奇跡は“絶対に起こせない”。
更に、危険すぎる魔法は禁術として指定され使用を禁じられる。
いかに奇跡といえど、守るべき規則はあるのである。
神域魔法
本気の黎がたびたび使用する魔法。『魔法本来の姿』。この時空においては魔法旋律と呼ばれる。
本来の魔法は詠唱により自らの魔力と空間の魔力を結びつけて特定の魔法を行使するもの。
この時空の魔法はいわゆる『具現魔法』であり、使用する魔力も莫大。
つまり、この時空においての劣等生は他の時空だと優等生になりうるのである。
影域魔法
詳細不明の危険な魔法。そもそも影域というものが何なのかも未だに分かっていない。
ファルシオン聖騎士団
アジャーで言うところの警察。
各地に支部があり、一応アジャーにも支部を設けているが、アジャー支部の仕事はいつもない。
魔法省が作らせた騎士団であり、本部は実力者ぞろい。
だが、最近では実力者は全て堕天使事件の対応に回されており、一人も帰ってきていない。
魔法省
ウィジャー南部に本部のある、魔法における犯罪の取り締まりや、新たな魔法の登録、禁術としての登録などを行う魔法の番人。
人間や混血、エルフ全ての種族が参加しており、平等が心がけられているものの、実際のところはエルフの意見が通ることがかなり多い。
堕天使事件
ファルシオン魔法学園の入学式直前に起きた事件。
調査に行った騎士が誰も帰ってこないため、一向に事件の全容が掴めない。