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十字路

作者: 雨枷


 彼らは本当に仲良しなのだろうか、、

教師をしていると生徒の人間関係に敏感になってしまう。


 もう夏が終わりを迎える9月頃だというのに休み時間のたびに同じメンバーで集まっていた物静かな3人にやんちゃな1人がひょんと増えているのを見て、私の目には彼の活発さから少しのヒエラルキーを感じてしまった。

 一度感じてしまった不信感は意識していても拭うのが難しく、なんとなく目で追ってしまう対象となっていた。


 仕事が早く終わり帰宅していると、たまたま例の4人が十字路で解散しそれぞれの家へ散っていくのが見えた。

 笑顔で交わされている挨拶を見るに毎日の帰宅ルーティンなのだろう。


 ーーなんだ問題ないじゃないか

 やはり大人がどんなに観察しても子供の純粋な友情を推し量る事はできないのだと、来た道を戻っていくやんちゃな彼を見ながら思うのだった。

 

 一度来た道を戻ってまで喋りたい友人を作る事って難しいなぁ

 それは大人になったからなのか心が乾いてしまったからなのだろうか

 

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