僕は君と付き合いたいのに、なんで僕と付き合ってくれないの？
僕は好きな彼女に正直に、こう言った！
“僕は君と付き合いたいのに、なんで僕と付き合ってくれないの？”
彼女は僕のその言葉にドン引き！
ただただボソッとこう言った事を僕は見逃さなかった。
“気持ち悪っ、”
まあまあそうだろうな！
僕だって分かっていた、でもそういう風に僕に言わせたのは、、、？
君が悪いんじゃないか、こんなにも僕を好きにさせたんだから！
それでも僕は彼女を諦めきれず、何度も何度も彼女にトライする！
でも彼女からは、何時も同じ返事がばかりだった。
『“ごめんなさい。”』
・・・僕が彼女に何を言っても、もうその言葉以外彼女から聞く
事がなくなった。
“何故？ ごめんなのか、僕に直せるところや改善できるところは
直して、彼女に生まれ変わった僕を見てほしかったのに、、、！”
彼女は僕の話に耳を傾けようとはしなかった。
そんなある日、“僕の好きな彼女に彼氏ができる！”
たいしてカッコ良くもない男と彼女は付き合い出したのだ。
それに、僕とどう違うのか？
『“なんでこの男と付き合ってんの？”』
『“お前か、しつこく俺の彼女に付き纏ってんのは、、、？』
『君に関係ないでしょ！』
『“関係あるだろう、俺は莉生の彼氏だ！ お前こそ、いい加減諦めろよ！”』
『・・・なんで？』
『なんでって、彼女が嫌がってるのが分からないのか？』
『そんな事ないよ、彼女は嫌がってない！』
『“莉生からも、なんか言ってやれよ！”』
『“もうやめて！”』
『“分かってる！ そうコイツに言わされてるだけなんだよね。”』
『なんだコイツ！ マジキモイ奴だな！ 今のが莉生の本心だとは
思わないのか？』
『“思わない！”』
『“だから何回も何回も、莉生にフラれるんだよ！”』
『“僕はフラれてない！”』
『今どき、こんなキモイ奴が居るんだな～でも？ いい加減しつこいと
俺も許さないぞ！』
『“どうする気だよ？”』
『さあな、』
『・・・・・・』
・・・僕はアイツに殺される前に、殺そうと計画を立てる！
僕は“闇サイト”で募集して、彼女と彼女の彼氏を攫ってもらう。
そうして、彼女の目の前で、、、！
“あの憎き彼女の彼氏を殺し、彼女を僕のモノにした！”
『どうかな？ これで君は僕のモノだよ。』
『・・・・・・』
『“アイツの死体は見つからないよ！ 一番いい方法で誰にも見つからない
ところに捨てたんだ！”』
『“これからは、君と僕はいつも一緒だね！”』
『・・・・・・』
・・・今ではあの言葉が、遠い過去のように思える。
“僕は君と付き合いたいのに、なんで僕と付き合ってくれないの？”
最後まで読んでいただいてありがとうございます。
