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詩「冬の猫」

作者: 有原悠二

電気カーペットと

猫柄のラグの間に挟まって

そのネコははじめての冬を迎えようとしている


昨晩

娘は部活の遠征に向けて準備をしていた

途中に息抜きでゲームをやりながら


遊んでやれる時間は

実はそう多くはないということを

時間を捨ててきた親だから分かることなのだろうか


暁の狭間

霧が不都合を覆い隠す

冷たい空気が認知を歪ませる


紙吹雪

永遠の螺旋だ

閉じ込められた


腐っていく白菜

箱庭はマリンブルー

握りしめた新しい自転車


古臭い説教を前に

濁声は部屋は一つの部分と部分に過ぎず


だらしのない

粘り気のない

笑いたい日曜日


猫柄のハンカチ

湯気の出口

その学説的な方向性について


逆だ

死は

死だ


後悔をしてようやく気がつくという表現は

だから虐待と紙一重なのだろう

人間は所詮ネコにはなれない


夢の途中でも

行動

理性的な順番だ


手元に残るガラスかまたは鏡に破片に

金属の名残りを見つけようと必死に作り笑いは生まれて

 くる冷たい時代と


見送るのは

順番か

それは義務か


権利は

放棄できるのに

この冬からは誰も逃れられない


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