**第一次欧州大戦:日本連邦の参戦決定(1917末〜1918初) ── “太平洋文明圏の覇権国家”が世界戦争に踏み出す瞬間**
**第1章:英仏からの正式な参戦要請(1917年11月)
──ロシア革命が欧州の均衡を破壊する**
ロシア革命(十月革命)により東部戦線が崩壊すると、 ドイツ軍は西部戦線へ大移動を
開始。
フランス軍は反乱で崩壊寸前
英国軍は損耗が限界
イタリアはカポレットで大敗
アメリカは弱体化して参戦不能
ドイツ軍は史実以上の兵力を西部戦線へ投入可能
欧州文明は “自力で戦争を維持できない” 状態に陥る。
そこで英国は、 日本連邦に対し正式な参戦要請 を行う。
「日本連邦よ、欧州文明を救ってほしい。 我々は太平洋文明圏の力を必要としてい
る。」
フランスも同調し、 日本連邦に対し 陸軍派遣を含む全面的支援 を求める。
**第2章:日本連邦政府内の大論争(1917年12月)
──
“参戦か、中立維持か”**
日本連邦議会・参謀本部・皇室・各州代表が集まり、 連邦史上最大級の議論が行われ
る。
◆ 参戦慎重派(薩摩・南海州・後明派)
太平洋防衛が最優先
欧州の陸戦に深入りすべきでない
後明・南海州の安全保障が重要
シベリアの不安定化が懸念
日本連邦は海洋文明国家であり、陸戦は本分ではない
◆ 参戦推進派(長州・東国・北米派)
欧州秩序の崩壊は太平洋文明圏にも危機
英国との協調を維持すべき
ドイツ勝利は海洋秩序の崩壊につながる
赤菊社の人道的責務
世界秩序の維持者としての責任
ロシア革命後のシベリア安定化が必要
議会は二週間にわたり紛糾する。
**第3章:皇室の意見表明
──
“文明の責務”という理念**
日本連邦皇室(東国系)は、 政治的には中立だが、 この時だけは明確な意見を述べる。
「太平洋文明圏の安定は、 欧州文明の崩壊の上には成り立たない。 我らは世界秩序の一
角を担う国家である。」
この発言は議会に大きな影響を与える。
**第4章:赤菊社の声明
──
“戦場の人々を救うために”**
赤菊社(この世界線の国際医療組織)は、 クリミア戦争・普仏戦争・北米太平洋戦
争・明清戦争で 世界的な信頼を得ている。
赤菊社は声明を出す。
「欧州の戦場は、 人類史上最大の人道危機に陥っている。 我々は救援を拒むことはでき
ない。」
この声明は国民世論を大きく動かす。
**第5章:日本連邦参謀本部の分析
──
“参戦は可能、勝利も可能”**
参謀本部(長州系)は冷静に分析する。
◆ 日本連邦の強み
世界最大級の海軍力
北米・南海・華南に広大な補給網
工兵・鉄道・補給能力は欧州を上回る
明清戦争で大規模陸戦を経験
赤菊社の衛生力は世界最高
英国との協調で大西洋輸送が可能
◆ 結論
「50万規模の遠征軍派遣は可能。 欧州戦線の均衡を変えることができる。」
**第6章:日本連邦の参戦決定(1918年1月)
──
“太平洋文明圏の覇権国家”が世界戦争に踏み出す**
議会は最終的に 賛成多数 で参戦を決定。
決議文はこう締めくくられる。
「日本連邦は、 太平洋文明圏の名において、 欧州文明の崩壊を防ぐため参戦する。」
これは史実のアメリカ参戦に相当するが、 この世界線では より文明史的な意味を持
つ。
**第7章:参戦の三本柱(1918年)
──日本連邦の戦略**
◆ ① シベリア出兵
チェコ軍団救援
白軍支援
シベリア鉄道の確保
ボリシェヴィキの拡大阻止
北方の安定化
ロマノフ家救出の可能性
◆ ② 西部戦線への大規模派兵(50万人)
長州系:参謀・指揮
薩摩系:歩兵・砲兵
東国系:工兵・補給
北米系:騎兵・偵察
赤菊社:医療団
◆ ③ 海軍による大西洋・地中海の護衛
英国海軍と共同作戦
ドイツ潜水艦戦への対抗
連合国補給線の安定化
**第8章:国民の反応
──
“太平洋文明圏の使命”として受け入れられる**
日本連邦の国民は、 北米太平洋戦争・明清戦争を経て 「国際秩序の維持者」としての自
覚を持っている。
参戦決定は、 “太平洋文明圏の使命” として受け入れられる。
**総括:日本連邦の参戦決定は
“文明圏の責務”としての歴史的必然**
ロシア革命で欧州文明が崩壊寸前
英仏が日本連邦に参戦要請
日本連邦は世界秩序の維持者として決断
シベリア出兵+西部戦線派兵の二正面作戦
50万人規模の遠征軍が欧州へ
太平洋文明圏が初めて“世界戦争”に参加する
ここから 第一次欧州大戦後半(1918~1919) が始まります。




