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ユーノ視点・第三幕
「連行されちゃった……」
状況が理解できないまま、取り調べ室に入れられた。
――そもそも、私はなぜ捕まっている?
「もう一人の女はどこだ?」
「……もう一人?」
聞き返すと、男は苛立ったように眉をひそめた。
「そうだ」
「誰のこと?」
本当に、分からなかった。
「しらを切るか」
声が冷たくなった。
「まあいい、明後日が審判だ。」
「牢に戻しておけ」
「ちょ……!」
扉が閉まる音が、重く響いた。
なぜ、どうして。
「原生生物から逃げられたのに……」
その言葉だけが、頭の中で渦巻いていた。
ユーノはその場に立ち尽くしていた。




