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【人間属性】の追放王女と改造された仲間たち 〜バイタルもメンタルも”完璧”に調整します〜  作者: クロン・ベリル


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15/19

15話 愚か者の代償、計画修正、未知への期待。

本日一つ目の投稿です。


「温泉の水を、大量に飲んだ……魔力汚染ですね」


「あー…… また何でそんな事を」


「どうやら、そこの女性の懐妊を聞いて、祝いの酒を飲みすぎ、酔い覚めにそれを飲んだみたいです。あまりにも愚かですね……」


「……懐妊!? そりゃあめでたいですけど!」



女性に連れられ、その夫の所へ。

私がバイタルをスキャンしたところ、それらが発覚した。


サクッと魔力汚染を治し……ついでにいろいろ改造する。

これでもう、この男は健康だ。……一生、ね。


男の顔色が戻り、寝息が整ってきこえる。

完全に、完璧に治した。



「さ、済んだし、街を出ますよ」


「え、あ、ありがとうございます……?」


「……母子ともに健康でありますように」





無駄な時間をとられた。

女性がまだ寝ている夫に気を取られているうちに、さっさと村を出る。



「ねえガストン、かいにんってなに?」


「ああ、懐妊ってのは、お腹の中に赤ん坊がいるって事だ。……いやあ、めでたい」


「赤ちゃんが産まれるのね! あの男、お父さんになるんだ。レティに治して貰えてよかったわね?」



……いいものか。

妻と子を残して、自分の愚かさで死ぬところだったんだ。

守るべきものも守れずに、自分の欲で破滅するようなやつに、父にも夫にもなる資格はない。



「あの男には、妻子を残してくたばりかけた罰として、肝機能を極限まで最適化し、二度と酔えない体に改造してやりました」


「うお、えげつないですね……」


「おさけって飲んだことないからわかんないけど、節約にもなるしいいんじゃない?」



酒自体、酩酊自体は否定しないが、今回の件は許せなかったから。

ついでにメンタルも改造して、仕事と、妻子に尽くすことに至上の喜びを感じるように。

……あと、母体のほうには、健康を損なえないように、無事に生まれるようにいじっておいた。

 母体は健康である義務がある。そのはずだ。

自分の手の届くところに来た命くらいは、救っても然程のコストにならないだろう。

さておき。



「そういえば。ガストン、地図を出してください」


「……はい、わかりました。レティさん、これ、本当に大丈夫ですか? この地図、例えば隣国に売れば爵位が貰えるほどの、重要な……」


「さすがガストン。えげつない思考ですね?」


「いやいやいや、そういう事じゃなくて……!」


「大丈夫ですよ。アメジストが快く貸してくださっただけですからね。そんなことより、ここ、ほら」



地図の一部を指さし、ガストンとシエラに共有する。

南西に広く広がる魔の森。

そのスレスレに、我々が進むべき南東への近道がある。



「旧道…… 魔の森が広がって消された道ですかね? これを?」


「誰も行かなくなった道! わくわくするわね?」


「そうですね。こちらのほうが、街道を進むよりも一日と少しの短縮になる試算です。危険はあるでしょうが……我々であれば、多少の羽虫が湧いてもどうともならないでしょう?」



魔物が出てきても、私たち、なんならポーターだけでも、足を止めることなく排除して進めるだろう。

景色が変わるだけでも万々歳だ。

思ったより、歩くだけの道中はつまらなかった。



「さて、では行きましょうか」


「ふふ、森のそばなら、果物とかなってないかしら?」


「何事も無ければいいんだが……」

ここまで読んで頂き有難うございます。

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