第3話:感情
でも、どうする?自信満々で私の妹だというこの少女をこのまま放っておいていいのだろうか?
そう考えていたら、彼女が「あ!猫だ!!!」っと言い指をさした。私は、彼女が指をさした方に目を向けたが、そこには猫がいなかった。[どこに猫がいるの?」っと聞いたら、彼女は「あ、もしかしたらその猫もう死にかけなのかな?」私は、どうして死にかけだと見えないのか聞いた。
そしたら、「今さっき、この世界の仕組みについて答えたけど、なぜこの世界はこういう仕組みなっているのか、答えていなかったね。」っと、
そしてこう言った。「悲しい出来事ってあるじゃない?例えば、テストで満点取れなかったり、もちろん人が死んだ時も人は悲しむ。っていうことがあるから、だったら世界からこういう感情を消そうってなったんです。」
思い返してみれば、確かに悪口を言われたことがない。友達とケンカしたことだってないし、親にだって怒られたことがない。
それに、悲しいって言葉は知っているけどそれがいったいどういうものか分からないのも何故か分かった。
私は、ふとある事を思い聞いてみた。「その悲しいっていう感情がないってことは、怒りや憎しみ、嫉妬とかいう負の感情もないってこと?」
彼女は、「はい、ないです。そういう感情は、相手を悲しませるので。」っとはっきり言った。
この世界の設定を一話にまとめようか考えたのですが、あまりにも長くなりこの小説を書いている私自身が何を書いているのか分からなくなるのを防ぐため、二話に分けて書かせていただきました。この世界の設定の話はこの話で終わりです。
いつもこの小説を読んでくださりありがとうございます。