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2話 歓迎はされない。

目の前の、デカくてたくさんの装飾が施された立派な椅子には王様がいた。

何故王様だって分かるか?

真っ赤なマントを羽織り、立派な白いお髭をたくわえ、周りにはひざまずく男達がいる。


王様だろ?


極めつけに頭には大きな大きな王冠が載っているときた。


王様だろ?


「この日を待っていたぞ。勇者よ。そしてその家来よ。」


家来?ああ、あの少女か。

召喚先には、説明場所(機能していない)で一緒だった少女もいた。

王様ったら勘違いしちゃって。

「今回は女勇者のようだな。」

あれ?

「それにしても、お主の家来には、覇気というか、凄みがないのう。」

あるぇ?もしかして、俺が家来だと思われてる?


「こんな奴、家来じゃない…………」

少女は言う。

「む、ならばこやつは?」

幸先悪いなぁ。まぁ答えないとね。

「…………………勇者です………」

「そうなのか?」

じゃなかったらなんだ。

「一応……そう。」

一応ってなんだ。

「にわかに信じられんが、「鑑定」すればわかること。我、ジャスティス王国国王 ジャスト=ジャスティス六世の名において、「鑑定」の儀を執り行う!」

ジャスティス王国て。ダサすぎっしょ。


俺と少女の前方の床からごつい岩がせり上がってくる。

岩は青く光り、神々しさが感じられる。

「「鑑定」!」

え?  え?

俺と少女は青い光に包まれる。




外山 陽助 《Lv1》 《17》《魔族》《---》


HP 10\10

MP30\30  

攻 10

防 5

敏 20

魔 50

固有能力ユニークスキル

「固定Lv1」

技能スキル

「鑑定Lv5」「言語Lv5」

《称号》

    「神の加護を拒んだ者」「越者」



ミネア アイラッド 《Lv1》 《15》《人族》


HP30\30

MP 20\20

攻300

防20 

敏3    

魔30

《固有能力》

「剛力Lv1」

《技能》

「鑑定Lv5」「通信Lv3」 

《称号》

  「神の加護を受けし者」「------」



俺、なかなか強いじゃん。結構嬉しい。

って…………ミネアさん強すぎぃ…………あと…………俺…………

「ま、魔族!!殺せ!!!勇者を偽りおって!!」



やっぱ、バレた?うん。俺も驚いてる。俺、魔族だった。何でだろ?まぁピンチ。



騎士っぽい人達に囲まれる。

腹を槍で刺された。痛い。

何で?

俺、何かしたっけ。痛い。血が溢れる。

痛いいたいいたい痛い痛いイタイ。

肩を剣で斬られる。

血が吹き出る。

ナンデ?何で斬るの。イタイよイタイヨいたいいたい。

魔族だから?魔族だからいけないのか。何もしてないのに?魔族で?人に?アレ?

嫌だ。変わりたい。人がいい。変わりたい、カワリタイヨ。変わりたい変わりたい変わりたいカワリタイ代わりたいカワリタイかワリたいか変わりたい人になりたい人がいい人間がいい魔族はいや人がいい変わりたい変わりたい変わりたい変わりたいカワリタイ変わりたいカワリタイかカワリタイ代わりたい変わりたいカワリタイ代わりたいカワリタイカワリタイカワリタイ変わりたいカワリタイ代わりたいカワリタイカワリタイカワリタイカワリタイカワリタイカワリタイカワリタイカワリタイカワリタイカワリタイカワリタイカワリタイカワリタイカワリタイカワリタイカワリタイカワリタイカワリタイカワリタイカワリタイカワリタイカワリタイカワリタイカワリタイカワリタイカワリタイカワリタイカワリタイカワリタイカワリタイカワリタイカワリタイカワリタイカワリタイカワリタイカワリタイカワリタイカワリタイカワリタイカワリタイカワリタイカワリタイカワリタイカワリタイカワリタイカワリタイカワリタイカワリタイカワリタイカワリタイカワリタイカワリタイ












カワリタイ







《《固有能力》「変者(カワルモノ)」を獲得しました。》


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