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運命の時2

高遠さんの独り言、続きます

『さて、着いた早々で疲れていると思うが、我慢して聞いてほしい。

 このマンションは最上階、つまり今私たちが居るこの階だけは他の階とは異なり、ルームシェア住宅になっていて、私の選んだ人々が住んでいる。


 部屋は全部で6部屋。君の部屋はここ、5号室だ。

 基本的には管理人が入居者を纏めていて、彼が一切のルールだ。彼の言うことには従ってほしい。


 自室の電気代は自分持ちだが、君はまだ高校生だ。そういう働けない子からは貰っていないから心配しなくていい。

 食費や光熱費なんかはすべてこちらで持っているから君はお金のことを心配しなくていい。もちろん家賃もだ。


 ……いや、受け取らないよ、そんな顔をしても駄目だ。君は私が預かっているんだ。自分の娘に金を払わせる親がどこに居る?


 ……わかった。そこまで言うならこうしよう。

 食費は払ってもらおう。ただし、働くのは外ではなくここでだ。君はお金を払う代わりに労働力を提供する。つまり、家事の手伝いだな。内容は管理人と、いつも家事をこなしてくれる人と話し合って決めてくれ。

 ついでに、風呂、トイレ、リビング、キッチンなどの共有部分は入居者同士の分担制になっている。家事で分からないことがあれば1号室の人に聞くのが得策だろう。


 あと、自室の家具や学校のことなどでお金が必要になった時は、手元に1万円を常備できるようにしておくから、そこから出してくれ。

 ただし領収書を管理人に渡してくれないと、使ったあとに補充できないから、レシートでもいいからきちんと提出してくれ。


 ……あぁ、構わないよ。自分で稼いだお金は君のものだ、好きにしなさい。


 さて、今説明できるのはこのくらいだろう。あとは追々慣れていければそれでいい。

 さぁ、リビングでこれから一緒に暮らしていく仲間が待っている。

 顔合わせと行こうか』

独り言終了です


次から瑞樹目線です

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