第一話
はじめましての方ははじめまして。
お久しぶりの方はお久しぶりです。
今回、「鈍感主人公による恋愛作品」を書き始めることとなったヨイヤサと申します。
まぁ、前書きで長くなるのもあれなんで、物語を始めましょう。
タイトル通り、魚と虫の恋物語。はじまりはじまり~♪
聴いたことが無い奴なんざ絶対に存在しない……とまでは言わねぇが、「めだかの学校」という童謡を聞いたことがない奴は、そう居ないんじゃねぇだろうか?
俺もガキの頃はよく幼稚園や保育所で歌ったり歌わされたりしたから歌詞も大体覚えているさ。
だが川にあるのはめだか「だけ」の学校なのだろうか?
川には魚類に絞ってもフナやコイもいるし、サケだって川に来る。
ドジョウやナマズだって川魚だ。
じゃあ、そんな沢山の魚がいる川の中で、何故めだかばかりが優遇され、「めだかの学校」などという差別的な歌が作られたのか?
……まぁ、川に住む俺にはそんな歌を作った人間の気持ちなんざ、分かりゃしないんだがな。
「おい、鯉黒! てめぇ、授業は始まってるってのに何たそがれてやがるッ!?」
「あ、すんませ~ん先生。
ちょっと哲学について思考に耽ってたんすよ」
「まったく……そんなんじゃ入学早々に留年決定しちまうぞ」
やれやれ、と言う風に授業を続ける先生。
まっ、ここらで説明すると、俺は名前の通り全身真っ黒な「種族:鯉」。
『めだかの学校』一年B組の荒井 鯉黒ってんだ。
これでもこのB組の番長やってる喧嘩無敵にして男の中の男だぜ。
……まぁ、一人だけ何度喧嘩しても決着がつかない奴がいるんだがな。
「こら、分かったんなら早く教科書を出さんか鯉黒。
そんなんじゃ本当に留年にするぞ」
「あ、すいませ~ん」
まぁ、番長を名乗ってはいるが、これでも授業は真面目に受けてんだぜ?
ただ、ちょ~っと喧嘩をしまくって、ちょ~っとやり過ぎた相手に前の番長がいただけの話なわけ。
学校の備品を壊しちまったことも多々あるが、それでも流石に億を越える損害は出しちゃいないから大丈夫だろ、たぶん。
さて、それじゃ教科書を机に並べたし、俺は寝るとするか。
俺、魚だし寝ても瞼を閉じるわけじゃないしバレないだろ。
それじゃおやすみ~、zzZ
……
……………
…………………
「ありゃ? もしかして昼までずっと寝ちまったか?」
目が覚めると周りのクラスメートは弁当を広げ、昼食中。
やべぇ、今日俺、弁当持ってきてねーのに出遅れた!!
購買にまだパン残ってっかな?
「お、やっと起きたじゃん。
おはよっ、鯉黒♪」
「ん……? あぁ、源五郎丸か。おはよう」
シュン、パシッ!
「あ~た~し~は! 源五郎 丸子よ!
苗字と名前を混ぜるな!」
「ったく、いきなり刀を振り回すだなんて、どういう教育受けてんだよ。じゃじゃ馬が。
まぁ、お前が親父さんにそっくりってのは、家の事を考えりゃ悪い話じゃないんだろうがな」
俺でなかったら真剣白刃取りなんて出来ずに死んでるって。
模造刀じゃねぇぞ。真剣だぞ?
「反省が足りない。
真剣素振り+10回(シュン×10)」
「のわっと!?
悪い悪い、俺とおまえの仲だから、ついあだ名で呼んじまったんだよ。
親しみを込めて、つい口から出ただけだ」
「まったくもう~、次からは気をつけなさいよね」
ハハハ、この出会いがしらに刀を振り回してきたのが俺の幼なじみ。「種族:ゲンゴロウ」の源五郎丸子だ。
丸子は地元では有名なヤクザの『源五郎組』の跡取り娘なんだがな、
俺ん家とは家がお向かいさんってことで、俺自身は一般ピーポーなんだが、昔っから何かと一緒にいる幼なじみだ。
「鯉黒ったら、寝たままでも先生の質問にも答えるもんだから、先生たちも鯉黒が寝ているだなんて毛ほども疑ってなかったよ」
「これが俺の特技だからな。
というかお前ももう少し勉強頑張れよ。
高校って留年があるんだから、もしそうなったらお前のお袋さんが怒るぜ?」
「うっ……、そ、それは……、その時なんとかすればいいわよ!」
「はいはい、そうですか。
それじゃ俺は昼飯買ってくるからな」
だいぶ時間を食っちまったが、俺が食いたいのは時間じゃなくて飯だ。
もう売り切れてるかもしれんし、急いで行かなきゃな~。
「あ、あのさ鯉黒。
良かったら……なんだけどさ……。
あたし、お弁当一人分多く作って来ちゃったけど……食べる?」
「うお!(魚だけに) マジかよ!!
流石は丸子だ! 愛してるぜ♪」
「ば、バカ! そんなんじゃないんだからっ!!」
ははっ、相変わらず丸子ってば、おもしれーな。
ほんじゃ、ありがたくこいつの弁当食ったら昼からの授業も頑張るとするかね。
寝ながらだけど。
「……お弁当残したら殺すからね」
「折角お前がくれたもん残すわけねーだろ」
ん? 丸子のやつ熱でもあんのか?
丸子は虫なんだが、それでもこいつの表情ってコロコロ変わっておもしれーんだよな。
パクッ、もぐもぐ
うん、美味い。
私は広島の人間ですが、家は先祖代々阪神ファンです。私自身は野球に興味ありませんけど。
本当に何も考えずに手の動くままに書いていたら、いつの間にか書き上がっており、読んでみると意外と恋愛作品っぽいかも♪ となったので長編として投稿することになった作品なんですよねw
これはもしやエイリアンハンドでは? などと考えてしまいましたが、いつものことですし気にせず書いていきましょう。
あと自身の六作目で学園物はすでに書いているので、この物語は恋愛要素以外はほとんど入らないかもです。
……というか恋愛作品としてもどうかな? と思う最終回を迎えるのでまともな恋愛作品を希望の方は今のうちに引き返しておいた方がいいかもです。
私の他の作品を読んでくださった方々なら分かると思いますが、「私らしさ」溢れる最終話になる予定ですのでw




