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詩全集3

作者: 那須茄子

繰り返して繰り返して

最期は分かった気になる

無理にでも相槌打って流す

自分が無能だと悟られぬよう

澄ました顔で

真っ直ぐ前ならえをする

模範でありたいがために


落書きが一生筋書きにならない

いつも遅い

知ろうとしてないから

裏が剥がれていって

地が離れる

落ちて

泥に塗れ

汚い提灯の明かりを

頼りにしなきゃいけなくなる


駆け巡る血が

千金か万金かを欲しがる

長者になって望むもの全て統べる

絶景を端金だと笑えるぐらい


後悔がくればその後

無気力が突いて

口を塞ぐ


無名であることを

わざと喜んだ

ふりする


繰り返して繰り返して

最期は分かった気になる

無理にでも相槌打って流す

自分が無能だと悟られぬよう

澄ました顔で

真っ直ぐ前ならえをする

模範でありたいがために


脳汁垂らしてでも

ありついてやる

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― 新着の感想 ―
肩力入って  片知を磨練て  出れ溢河  織り自成る  かたちからはいって  かたちをまねて  いずれいつかわ  おりじなる  m(_ _)m 
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