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桃太郎  作者: 小麦
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きびだんごの行方③ 豆鉄砲は強いのか?

「……おい、てめぇら、この動物たちは何だよ?」

 ところが三十分後、桃太郎は再び不機嫌モードに突入していた。理由はと言えば、もちろんカラスたちが連れてきた動物にある。

「いえ、だからマイロードの仰せの通り、私たちが考える役に立ちそうな動物たちを連れてきたのです」

「これのどこがだよ! どっからどう見ても猫と鳩しかいねぇじゃねーか! そもそもてめぇら三匹いるんだから動物は三種類いるのが普通じゃねーのかよ!?」

「いや、最初から二種類にしといたほうがいいかと思いまして、俺とこいつでペア組んで探してきたんですよ」

 桃太郎はカラスの後ろに控える動物を見てそうわめく。実際、猫を連れてきたのはリーダー格、鳩を連れてきたのはその他二匹だった。

「はぁ、無能なサラリーマンだってもうちょいまともな仕事してくるぞ……。まあいいや、一応理由を聞いとこうか? まずお前ら二人、何で二匹でまた鳥要員をもう一度集めてきたんだよ? てめぇらだけで鳥は充分なんだが?」

 呆れながらもとりあえず理由を聞くことにした桃太郎は、まず下っ端ガラス二匹に理由を聞くことにした。

「いえいえ、そんなことはありませんよ!何と先ほど知ったのですが、鳩は豆鉄砲という強そうな武器を持っているそうなのです!」

「なに! それは本当か?」

 意外な情報に目を丸くする桃太郎。鉄砲というからにはおそらくとても強い武器なのだろう。一方、それを聞いた鳩は何故かクルッポー、と騒がしく鳴き始めた。

「それに、今の時代は空中戦だ、と街中のテレビでやっておりました」

「そうかそうか、よくやったぞお前たち。では、早速こいつにきびだんごをあげようではないか」

桃太郎は懐から二つ目のきびだんごを取り出し、鳩に与えた。そして、

「よし、じゃあ早速豆鉄砲を出してみろ!」

目を輝かせながら鳩に命じた。ところが、

「ちょっと待ってください、私は豆鉄砲なんて使えないどころかむしろ食らってしまう側ですよ!」

鳩は慌てふためきながら桃太郎にそう言った。

「……はぁ?」

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