告白・・コ・ク・ハ・ク・・・?
・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・
着くと・・・和樹遅いよ! と、夕美から言われたが、とにかく鍵を開け、時刻は・・・8時20分・・・
凛:「さて、最後の準備に取り掛かろ ?」
悠:「そうだな・・・っで何が残ってたんだっけ?」
和:「おいおい、見ればわかるだろ? 机やイスの配置だよ」
今日までにいろいろ準備をしておいて・・・と言っても、Sクラスのみんなにプレゼントを用意してもらう位だけど・・・、
そして実行委員の僕たちと室長の平林さんとで、まぁ・・・夕美たちも一緒になっちゃったのだけど・・・当日の朝・・・つまり、今から教室の装飾だ。
装飾といっても、机やイスの配置やお菓子やジュースなど・・・
・・・って・・・ちょっと待て・・・
お菓子は前もって、僕がたくさん用意しておいたけど・・・悠一のやつ・・・
和:「悠一・・・そう言えばお前、飲み物はどこだ?」
そう・・・ロッカーの中にお菓子はある・・・だが、しかし・・駄菓子菓子・・・
・・・飲み物は?
僕が言うと・・・悠一は固まった・・・プラス平林さんも・・・
・・・・・沈黙・・・・・
・・・・そして沈黙・・・・・
・・・・・もひとつ沈黙・・・・・
・・・さらに沈黙・・・・
・・・おまけに(以下略)――――――――
悠:「まぁ・・・な・・・誰にだって失敗はある・・・そう・・忘れることだってあるのだよ・・・コノボクニダッテ・・・」
凛:「悠一!!!! 何やってんのよ!!」
平林さんに同意。
梓:「お兄さん・・・最悪です・・・」
梓ちゃんにも一票・・・。
夕:「まぁまぁ、忘れちゃうことくらいありますよ? これから急いで私が適当に買ってきましょうか?」
流石は僕の妹・・ということで一票。
悠:「おぉ、流石は俺の親友の妹の夕美ちゃ・・・」
――――ゴスッ
一発、平林さんに殴られた悠一は放置しておいて・・・
和:「夕美、いいのか?」
夕:「っていうか、私が行かなきゃまずいでしょ?和樹たちも準備があるんだし・・」
っとここで、
梓:「あっ、あの私も夕美ちゃんと買い出しに行っても・・?」
二人の好意に僕は甘え・・・
和:「じゃあ・・・悪いけど、夕美と梓ちゃんにお願いするよ」
悠:「悪い・・・梓に夕美ちゃん・・・頼む!」
ふたりは、早速行ってくれた・・・自転車の方が早いから、僕のと平林さんのを二人に使わせた・・・・
凛:「さて・・・と、・・・もう三十分か・・・それじゃ悠くん、さっさとしあげちゃお?」
悠:「って俺だけ?! 和樹は?」
そう、僕は?
凛:「滝島くんには・・・別の用をお願いしたいの・・・」
・・・別のよう?
和:「え~っと、何をすればいい?」
凛:「滝島くんは職員室へ行って!」
・・・
・・・
・・・・・行って?
和:「どうすればいいの?」
凛:「とにかく行って!」
・・・・・
・・僕は、半ば無理やり平林さんに背中を押され、教室から出された・・・
その後、扉をおもいっきり閉められた・・・
・・・
・・・・・はぁ・・・
・・・仕方ないから、僕は職員室に向かった。
・・・・・・
・・・
悠:「・・・っで和樹を職員室に行かせた理由は?」
凛:「特にないよ?」
凛は窓から外を眺めて言う・・・・
・・・・嘘だろ・・・それ・・・
悠:「・・・ホントのこと言えよ? ・・・凛・・・何か隠してないか?」
凛:「・・・隠してないよ?」
・・・・・・
・・・ってことは、隠してるな・・・絶対・・・
悠:「そっか、ならイイや! んじゃ、始めるか室長!」
・・・・・・・
凛:「悠くん・・・」
・・・・・・
悠:「なぁ室長、机の配置は決めてあるの?」
凛:「・・・」
悠:「あと室長、装飾品はどうするんだ?」
凛:「・・・・・」
悠:「室長ってば!・・・お~い室長?・・・室長さん?」
・・・・・・
・・・・流石に鬱陶しいだろうな・・・
凛:「・・悠くん・・・・いじわるしてる?」
悠:「は?何のこと? それより室長、質問に答えてよ」
・・・・自分でも、ウザイことしてると思う・・・
凛:「・・・いじわる・・絶対にしてる・・・」
・・・・・そろそろ・・・かな・・・
悠:「・・・いじわるしてるのは、お前の方だろ? 凛?」
・・・凛は、また顔をそらす・・・
・・・わかりやすくて・・・こういうところは、俺は好きだ・・・
凛:「・・・いじわるなんて・・・してないもん・・・」
・・・高一にもなって・・「もん」って・・まぁ、いいか・・・
悠:「でも、何か隠してないか?」
凛:「・・隠しているって言えば・・・隠してるかも・・」
・・・おっ? 揺らいだ・・・なら、
悠:「じゃあ、それを俺に教えてくれないか? ・・その隠してることを・・・」
・・・・少し・・凛は考えて・・・
凛:「・・・教えたら・・・教えてくれる?・・・」
・・・・・・?・・・・教えるって何を?・・・
よくわからなかったが、一応きけるようなのだからいいか・・・
悠:「・・・あぁ、教えてくれたら、教えるよ・・・」
そう俺が言うと・・・凛は、モジモジしだした・・・・
・・・トイレでも我慢してんのかな?
・・・って凛に聞いたら、殴られそうだから聞かないけど・・・
凛:「あのね・・・その・・悠くん・・」
・・・よし来た!・・隠していることって何なんだ?!
凛:「・・・私と・・・付き合ってください!」
・・・・はっ?・・
調子狂った、その一言に・・・俺は・・・頭が真っ白になった・・・
・・・いや、マヂで・・・?
・・・・・・・・・