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~片想い~  作者: 春風 飛翔
片想い
9/27

告白・・コ・ク・ハ・ク・・・?


・・・・・・・・・・


・・・・・・・・・・


着くと・・・和樹遅いよ! と、夕美から言われたが、とにかく鍵を開け、時刻は・・・8時20分・・・


凛:「さて、最後の準備に取り掛かろ ?」


悠:「そうだな・・・っで何が残ってたんだっけ?」


和:「おいおい、見ればわかるだろ? 机やイスの配置だよ」


今日までにいろいろ準備をしておいて・・・と言っても、Sクラスのみんなにプレゼントを用意してもらう位だけど・・・、


そして実行委員の僕たちと室長の平林さんとで、まぁ・・・夕美たちも一緒になっちゃったのだけど・・・当日の朝・・・つまり、今から教室の装飾だ。


装飾といっても、机やイスの配置やお菓子やジュースなど・・・


・・・って・・・ちょっと待て・・・


お菓子は前もって、僕がたくさん用意しておいたけど・・・悠一のやつ・・・


和:「悠一・・・そう言えばお前、飲み物はどこだ?」


そう・・・ロッカーの中にお菓子はある・・・だが、しかし・・駄菓子菓子・・・


・・・飲み物は?


僕が言うと・・・悠一は固まった・・・プラス平林さんも・・・







・・・・・沈黙・・・・・














・・・・そして沈黙・・・・・













・・・・・もひとつ沈黙・・・・・










・・・さらに沈黙・・・・










・・・おまけに(以下略)――――――――



悠:「まぁ・・・な・・・誰にだって失敗はある・・・そう・・忘れることだってあるのだよ・・・コノボクニダッテ・・・」


凛:「悠一!!!! 何やってんのよ!!」


平林さんに同意。


梓:「お兄さん・・・最悪です・・・」


梓ちゃんにも一票・・・。


夕:「まぁまぁ、忘れちゃうことくらいありますよ? これから急いで私が適当に買ってきましょうか?」


流石は僕の妹・・ということで一票。


悠:「おぉ、流石は俺の親友の妹の夕美ちゃ・・・」


――――ゴスッ


一発、平林さんに殴られた悠一は放置しておいて・・・


和:「夕美、いいのか?」


夕:「っていうか、私が行かなきゃまずいでしょ?和樹たちも準備があるんだし・・」


っとここで、

梓:「あっ、あの私も夕美ちゃんと買い出しに行っても・・?」


二人の好意に僕は甘え・・・


和:「じゃあ・・・悪いけど、夕美と梓ちゃんにお願いするよ」


悠:「悪い・・・梓に夕美ちゃん・・・頼む!」


ふたりは、早速行ってくれた・・・自転車の方が早いから、僕のと平林さんのを二人に使わせた・・・・



凛:「さて・・・と、・・・もう三十分か・・・それじゃ悠くん、さっさとしあげちゃお?」


悠:「って俺だけ?! 和樹は?」


そう、僕は?


凛:「滝島くんには・・・別の用をお願いしたいの・・・」


・・・別のよう?

和:「え~っと、何をすればいい?」


凛:「滝島くんは職員室へ行って!」


・・・


・・・


・・・・・行って?



和:「どうすればいいの?」



凛:「とにかく行って!」


・・・・・



・・僕は、半ば無理やり平林さんに背中を押され、教室から出された・・・



その後、扉をおもいっきり閉められた・・・


・・・


・・・・・はぁ・・・


・・・仕方ないから、僕は職員室に向かった。


・・・・・・


・・・


悠:「・・・っで和樹を職員室に行かせた理由は?」


凛:「特にないよ?」


凛は窓から外を眺めて言う・・・・


・・・・嘘だろ・・・それ・・・


悠:「・・・ホントのこと言えよ? ・・・凛・・・何か隠してないか?」


凛:「・・・隠してないよ?」


・・・・・・


・・・ってことは、隠してるな・・・絶対・・・


悠:「そっか、ならイイや! んじゃ、始めるか室長!」


・・・・・・・



凛:「悠くん・・・」


・・・・・・


悠:「なぁ室長、机の配置は決めてあるの?」


凛:「・・・」


悠:「あと室長、装飾品はどうするんだ?」


凛:「・・・・・」


悠:「室長ってば!・・・お~い室長?・・・室長さん?」


・・・・・・


・・・・流石に鬱陶しいだろうな・・・


凛:「・・悠くん・・・・いじわるしてる?」


悠:「は?何のこと? それより室長、質問に答えてよ」


・・・・自分でも、ウザイことしてると思う・・・


凛:「・・・いじわる・・絶対にしてる・・・」


・・・・・そろそろ・・・かな・・・


悠:「・・・いじわるしてるのは、お前の方だろ? 凛?」


・・・凛は、また顔をそらす・・・


・・・わかりやすくて・・・こういうところは、俺は好きだ・・・


凛:「・・・いじわるなんて・・・してないもん・・・」


・・・高一にもなって・・「もん」って・・まぁ、いいか・・・


悠:「でも、何か隠してないか?」


凛:「・・隠しているって言えば・・・隠してるかも・・」


・・・おっ? 揺らいだ・・・なら、


悠:「じゃあ、それを俺に教えてくれないか? ・・その隠してることを・・・」


・・・・少し・・凛は考えて・・・


凛:「・・・教えたら・・・教えてくれる?・・・」


・・・・・・?・・・・教えるって何を?・・・


よくわからなかったが、一応きけるようなのだからいいか・・・


悠:「・・・あぁ、教えてくれたら、教えるよ・・・」


そう俺が言うと・・・凛は、モジモジしだした・・・・


・・・トイレでも我慢してんのかな?


・・・って凛に聞いたら、殴られそうだから聞かないけど・・・


凛:「あのね・・・その・・悠くん・・」


・・・よし来た!・・隠していることって何なんだ?!


凛:「・・・私と・・・付き合ってください!」


・・・・はっ?・・


調子狂った、その一言に・・・俺は・・・頭が真っ白になった・・・


・・・いや、マヂで・・・?


・・・・・・・・・


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