表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
~片想い~  作者: 春風 飛翔
片想い
7/27

彼女との別れの日


過ぎ去った昨日・・・彼女が出発する日・・・


彼らの物語のはじまり


・・・午前・・7時・・・なんて早い起床なんだ・・・


今日は、金曜日・・・普段なら、授業があるんだけど、今日は、特別に無しになった。


そう・・・愛海・・・大澄 愛海 (おおすみ まなみ)の送別会に切り替わったんだ・・。


僕たちの学校は、小学校から大学までが一直線という何とも凄いところで、


結構金持ちが、集まった地域でもあって、何から何まで凄いで片付けることができるんだけど、まぁ、凄い。


ちなみに小学校と大学は、少し離れてるけど、中学と高校は同じところにあって、名前は・・・


小学校が海洋小学校、中学と高校は海帝に変わって、大学は確か、海皇大学だったっけ?


まぁ、そんなもんはどうだってよくて、今日は海帝高校1年Sクラスで送別会が開かれる。主催者は、Sクラス室長の平林 凛 (ひらばやし りん)さんだ。んで、実行委員に急きょ選ばれたのが、この僕、滝島 和樹ともう一人、

親友の平賀 悠一だ。


大澄 愛海・・・彼女と僕と悠一は昔から・・・小学生の頃から仲が良くて、ほとんど同じクラスだった。よく妹たちを連れて遊んだり、三人で集まって勉強したりした。


ほんの数カ月前まで・・・いや、数日前までは・・・・

このまま、大学まで・・・三人で、行けると思ってた・・・・


・・・・・・


・・・・・



・・・愛海の両親も仕事が大変で、海外に急に行くことになったらしい・・・


・・・愛海は一人でも残ると言い張ったらしいが、一人娘で心配だったので、彼女の願いは認めてもらえなかった・・・


それが、この前・・・約一週間くらい前の出来事で、今に至るのだけど、もう両親は海外に行っているらしい。愛海の最後の願いとして、飛行機を遅らせてもらって、今日の午後5時には・・・・・出発らしい。


・・・だから、僕も・・・今日・・・


一階に下りると夕美がもう起きて朝ご飯を作っていた。


夕:「おはよ♪ お兄ちゃん!」


和:「あぁ、早いな」


夕:「当たり前でしょ? 愛海さんの送別会なんだよ?急がなくちゃ」


和:「・・・っへ? お前は関係ないだろ? 中学生なのに・・・」


そう、夕美は中学2年生・・・関係ないはずだけど・・・?・・


夕:「それが、あるんだな~。先生に頼んで、私も・・・あぁ、あと梓ちゃんもだけど、送別会に出席するから」


和:「っは? そうなの? 」


夕:「そうなの! だから、お兄ちゃんも早く支度して?」

わかったよ。と言って、僕は夕美が作った朝ご飯を一緒に食べ、支度して、

7時半頃に家を出た。


まったく・・・いつも思うけど・・・


和:「夕美・・・前と後変わらない?」


自転車・・・二人乗りをしているわけだけど・・・この坂はキツイ・・


夕:「何いってんの? 和樹が前でこぐの! 私は座っているだけでいいの!」


和:「はいはい・・・」


たぶん、その声は本心でなくて・・・


大声で夕美が言ったあと・・・何やら・・・僕にしか聞こえないようにするためか・・・か細い声で・・・やっぱり・・・


夕:「ごっ、ごめんねお兄ちゃん・・・夕美・・やっぱり重いよね・・?・」


そう言って来られちゃ・・・僕も・・・何も言えなくなるわ・・・


和:「まぁ、イイって、これくらい」


・・・・・・・


・・・・・・・


・・・・・・そのあと、・・・ありがと。・・・と後から聞こえたような気がした。


・・・・・・・・


・・・・・・・・


っと、坂を自転車で上っていると、平賀兄妹と出会った。

悠:「っよ! おはよう、滝島夫妻・・・ならぬ滝島兄妹!」


和:「おいおい、夫妻ってなぁ・・・」


夕:「そうですよ! 悠一くん変なこと言わないでください!

誰が和樹と・・・夫妻ってヒドイですよ?」


悠:「ははっ、悪い悪い、夕美ちゃん」


和&夕:「おはよ?梓ちゃん・・・一緒に行こ?」


梓:「おはようございます。和樹さんと夕美ちゃん、お兄さんは放っておいて行きましょうか・・・」


夕美が自転車から降りて、僕もこぐのをやめて、


僕らが歩きだすと、悠一が怒って追いかけてきた・・・


まぁ、置いて行くのは冗談で、みんなで学校へ向かった。


・・・・・・・


・・・・・・・・・・


・・・・・・・


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ