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~片想い~  作者: 春風 飛翔
片想い
6/27

閉ざされる気持ち


「・・・・さて、そろそろ帰るよ。悠・・」


悠:「おっ、そうだな空も・・・あかね色に染まってきたし・・・」


階段を下りていくと、梓ちゃんが出迎えてくれた。


悠一は一度、空になったコップとお菓子の袋を片付けに行った。


ちなみに、梓ちゃんというのは悠一の妹で、夕美と同学年だ。


和:「こんばんは、梓ちゃん。っと同時にお邪魔しました。ってなるけど・・」

梓:「あぁ、和樹さん・・・いらしてたんですね・・・こんばんは、です」


梓ちゃんは、悠一とまったく正反対のおとなしい性格で・・・なぜ?この兄妹が生まれたか・・・謎だ・・・。


梓:「もう行ってしまうんですか?和樹さん・・・?」

和:「ん? あぁ、悠とも結構長く話したからね~。そろそろ行かないと、夕美も待ってるだろうから」


梓:「そうですか・・・残念です・・・私も和樹さんと、お話したかったです・・」


何というか・・・ほんと、可愛くていい子なんだよな・・・梓ちゃんって・・・


和:「そうだね・・・じゃあ、今度来た時は、三人で、だね」


僕がそう言うと、梓ちゃんは輝くような笑顔で、頷いた。


悠一が戻ってきた。


和:「それじゃ、今日はありがとな~悠、あと手紙も」


悠:「あぁ、愛海と仲直りはしておけよ?じゃな和樹!」

梓:「さよならです。和樹さん」


・・・平賀兄妹は、性格は正反対なのに、いつでも仲がいい・・・まぁ、僕たちのところといい勝負だな・・


・・・・・・・・・


・・・・・


・・・はぁ、イイ奴だからこそ・・・親友だからこそ・・・憎めないんだよな・・・


もう・・・完全に封印しなくちゃ・・・いけないのかな・・




・・・麗しき(あけ)に染まる天空・・・


・・・全てを包み込む日華・・・その下・・


・・・長き坂道を歩く影がひとつ・・・




僕は、青空の色が変わり始めた・・・帰り道・・・行きとは逆に・・・一歩一歩がゆっくりで・・・



・・・彼は・・・さっきとは、人が変わったような走り・・・いや歩き方だった。


・・・・・・・・


・・・・・・・



「結果」には・・・もうどうしようもないだろ・・・過ぎ去ったことには・・・何も手を出せないんだから・・・


なんだろな・・・・だんだんと二人が遠く感じるよな・・・・


・・・今まで・・・何を・・・やって・・いたんだろう?


悠一は、すごいよ・・・ホントに・・・・すごくて・・・いつも・・・


―――――ックソ


悠一が悪いんじゃない・・・小心者の僕が悪いんだ・・・・


―――――――――だから・・・



この想いは・・・もう・・―――――




悠:「その・・・なんつーか・・・真面目に話すから聞いてくれ・・・親友・・」


―――――っきた・・・・


やっぱり・・・「結果」っていうのは・・・


和:「あぁ、真面目に聞くぜ? 親友」


本当は、聞きたくない・・・ここから逃げたい・・・、でも・・・僕の考えている予想と・・・異なっている確立は50%・・・異なっているなら、それはそれで聞きたい・・・でもっ!


悠:「まず・・・え~~っとな・・・どんな風にやったかって言うとな・・・」


・・・・・・・・・・


・・・・・・・


・・・・・昨日・・・・・


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