悠一への手紙・・・・・・そして――――
悠:「きっと、今までありがとう。的な感じだと思うぜ?俺のには・・・」
っと、悠一への手紙を見せてくれた。
・・・内容は・・・
---------------------------------------------------------------------------------
平賀 悠一くん
急な転校で私も驚いてます・・・っと、たくさん話したいことは山ほどあるんだけど、時間が無くそんなことも言っていられないので・・・手紙なんかでゴメンね・・
今まで・・・昔から仲良くしてくれてありがとね♪
和樹くんと悠一くん・・・そして、私の三人は、昔からずっとだったから、
ホントに離れるのは辛いです。
でも・・・これで、会えなくなるわけじゃないから・・・
だから・・いつか、また戻った時には、・・・その時は、また仲良くしてくれると嬉しいです。
・・・・じゃあ、またね。
大澄 愛海
ps・これから和樹くんにも同じことを書くのは、なんだか嫌になるな・・・
それに、面倒だし・・・
やっぱり、手紙にしなければ、よかったな~(笑)
---------------------------------------------------------------------------------
和:「って、おい面倒はないだろ・・・ひどいな・・」
読み終えて、手紙を悠一に返す。
悠:「ははっ、まぁイイじゃねーか。 にしても、メールとかじゃかくて、手紙ってのが、なんかいいよな! 愛海の字で書かれた、俺たちへの気持ち?って言うの? もう俺、最高に感動したぜ?」
和:「悠はオーバーだな。っでもホントに・・・メールのほうが楽だろうに・・・何で、手紙にしたのかな?」
僕が悠一に聞いてみると・・・・
悠:「なんでも、メールじゃ書けなかったらしいぜ? それに、メールじゃ誤って消しちゃう時あるだろ? っでも手紙だったら、無くすことはあっても、永遠には消えないだろ?
見つければ、また読み返せるし、それに、その時に感じていた想いを形にできるじゃないか!!
俺は、また逢える日を楽しみに待つぜ? その時まで、この手紙は大事に飾っておく!」
そういうと、悠一は押し入れ?を開けて、なにやら大事そうにしまっていた。
その後に、和樹は読まないのか?と聞いてきたが、家に帰ってから読むよと言っておいた。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
・・・・・・・・・・
・・・・・・・ここで・・・できるなら・・・
・・・・・もう・・・帰りたい・・・
・・・この後には、きっと・・あの話に・・・
・・・・・・・・・
・・・・・・
・・・・・
「そういや、どうして昨日は早く帰ったんだ?」
僕が、考え事をしていると、悠一が尋ねてきた。
「・・・あぁ、いや・・・その・・・ちょっとね・・・」
曖昧な答えに悠一は、何か悟ったらしく、
悠:「・・・愛海と何かあったのか?・・」
その質問に僕は、答えられないでいた・・・・
悠一は、追究しようとはせず、仲直りはしとけよ? とだけ言ってくれた。
悠一はホントにイイ奴だ・・・昔から、ずっと仲がよくて・・・親どうしも知り合いだったから、余計に・・・。
僕の両親の事情というか、仕事の関係上ほとんどいつも家には僕と夕美しかいないことを知っているので、ご飯とか、よくご馳走になっている。
ちなみに、今でも、悠一家にはお世話になっている。
んでもって悠一には、ほとんど欠点が無いんだよな・・・何かあればおもしろいんだけどね・・・
・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・
・・・・
悠:「んじゃ、そろそろ・・・・俺も言いたくてウズウズしてるって言うか・・・いや、でも恥ずかしいんだけど・・・っでもやっぱり、和樹には報告したいんだが・・・」
―――――――っきた・・・・・
やっぱり、悠一なら言ってくるよな・・・
メールにもあった「結果」ってのは、
やっぱり・・・・