[件名]:大丈夫か?それと預かったぜ? (10:35)
[本文]
昨日はどうしたんだ?
せっかくの愛海の送別会だったっていうのにさ・・・。
まぁ、何かあったんだろうけどな・・・
ところで、昨日の結果の事なんだけど・・・
・・・まぁ、それは後でいいか・・・
とにかく愛海から預かってるモノがあるから、取りに来てくれねーか?
今日は、ずっと家にいるつもりだからさ・・・
それと、少し話そーぜ?お茶会でも?!
また、来る時に返信たのむな。
んじゃ後で、
[END]
・・・・・・・・・・
・・・・・・
――――――っはぁ、っはぁ・・・・
・・・ったく、この坂は走りだと流石にキツイよな・・・つっても、いつも夕美を自転車に乗っけて登校してるわけだから、どちらにしたってツライか・・
もうちょっとで着くな・・・
・・・悠一の家に向かう時、・・一つ公園を通り過ぎた・・・・
・・・・・
・・・・・・・
・・・・ふぅ、やっと家が見えてきた・・・っとここでメールが来ていたことに気付いた。
内容は、悠一からで、待ってるぜ。というものだった。
・・・・・・・・・
・・・・・・
・・・
――――ピンポーンッ――――
インターフォンを押した・・・
――――っはい・・・っと和樹か?
そうだよ、と返事をすると、悠一は鍵は開いてるから、部屋まで来てくれと言った。
「おじゃましまーす」
玄関でそう言って、二階の悠一の部屋へ向かった。
・・・・・
・・・・・・
「っよ! 」
第一声は悠一から、
「悪いな、待たせちゃって・・・んで、何を預かったんだ?」
僕が聞くと、悠一は、まぁ落ち着けと・・・僕はベッドに座らされ、
待ってて~と言って、一度、悠一は部屋を出た。
・・・・・
・・・・・・
・・・・・
・・・・悠一が戻ってくると、ジュースとお菓子を持ってきてくれた。
「んで、話の再開だな」
悠一はイスに腰掛けると、切り出した。
「愛海から預かったモノってのはコレ、」
そう言うと、悠一は一通の手紙を出してきた。
「本当は、直接渡したかったらしいぜ? けど、和樹があれだったから、俺がもらっておいたぞ?」
悠一から手紙をもらうと、今は読む気になれなかった僕は、ポケットにすぐしまった。
・・・・・・・