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~片想い~  作者: 春風 飛翔
片想い
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兄妹の気持ち


和:「そういえば夕美、そんな格好してるけど、どこか行くのか?」


夕美は、どこかへ出かける時用の服を身にまとっていた。


夕:「行くじゃなくて、もう行ってきたの、朝早く梓ちゃんと出かけて来たんだよ?」



和:「そっか~、でもいつもならもっと遅くまで遊んでくるだろ? 今日はどうして早いんだ?」



夕:「それは・・・その・・お兄ちゃんのご飯作ってなかったし・・・その、心配もしてたから・・・」



・・・そうか・・・やっぱり夕美にはバレバレだったのか・・



けど、心配させたままにするのはよくないよな・・・



和:「心配なんて・・・もう大丈夫だよ。そりゃ確かに僕だってショックだったけど、もうね・・・」



そんなはずないのに、、僕は夕美に心配させたくなかったから、嘘をついた。



夕:「本当? 本当にもう・・」



夕:「・・・わかった。それじゃ、私は部屋に戻るね。テレビも、もう終わっちゃっただろうから・・・」


僕は夕美に、ありがとね~と言い、食事を済ませた後、、



再び、僕の部屋へと戻った。


・・・・・


――――ドサッ


ベッドに横たわる・・・別に眠いから寝るために横になるわけじゃない・・・


何も・・・なにもしたくない。


これからの高校生活・・・どっと・・・つまらなくなるな・・・


 ん~~っと背伸びをして、脱力していると、携帯のランプが点滅しているのが目に入った。


「誰からだよ? ったく・・・」


見ると、悠一ゆういちからだった。何の用だろうと思い、メールを見てみる・・・



♦♢♦♢♦♢♦♢♦♢♦♢♦♢♦♢♦♢♦♢♦♢♦♢♦♢♦♢♦♢♦♢

♢♦♢♦♢♦♢♦♢♦♢♦♢♦♢♦♢♦♢♦♢♦♢♦♢♦♢♦♢♦♦♢



「ワルイ、さっきまで寝てて、メールに気付かなかった。 すぐ行くから、」


悠一からのメールを見た僕は、即座に返信のメールをして、私服に着替えて、とにかく急いで家を出た。


自転車で行った方が早いのに、僕は、無我夢中で走っていた。頭には「預かったモノ」しかなかったから・・・


とにかく、今は悠一の家に行くことだけが頭にあった。


・・・・本当なら・・・



・・・本当なら、今の気持ちのまま・・・



・・悠一には会いたくないのだけれど・・・・


・・・・・・・・・


・・・・・なぜならそれは、



―――――――あの事を聞かなくてはならなくなるから――――――


・・・・・・・・・・・・・


・・・・・・・・・・・・・


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