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~片想い~  作者: 春風 飛翔
片想い
21/27

この場所から、始まった

遅くなってすみませんww


頑張ります…


それでは、どうぞ~


・・・・・・・・・


・・・・・



どうしよう…ちょっと目を離したのがいけなかったな…悠くんが教室にいないよ…どうしよう?


きっとマナのところに行ったよね?


あぁ…マナ、許してね?


そして、滝島くんも戻って来ちゃったし…・もぅ最悪…



・・・・・・・・・


・・・・・



Sクラスに戻ると、ほとんど人はいなくなっていた。


平林さんと数名の女子、男子は…いないね…ってあれ? 悠一は?


「平林さん、悠一知らない?」


「っぇ?! あぁ、うん…さっきまでいたんだよ?! だけど、うん…トイレにでも行ったんじゃないかな?」


そうか、と言って、僕は窓の方へ……、


少し疲れたから、愛海と悠一……二人がここへ戻ってくるのを待つことにしよう…。


・・・・・・・


・・・


・・


何なのだろうか…?


なにかが、彼を……和樹を揺さぶっていた……



……ってちょっと待って?


平林さんは、悠一がトイレに行ったと思ってるみたいだけど、本当は愛海に会いに行ったんじゃ…?


……いや、別に会いに行ってもいいか…


うん、僕も探しに行ってたんだし…悠一が行ったって、別に問題ない…



―――――――――――― 別に … ね ――――――――――――


………


別に、ダメなわけじゃない……だけど、気になる……!!


もう少し、見てこようかな……今度は二人を…


「平林さん悪いんだけど、もう一度見てきてもいいかな? もし二人がもどったら、携帯に連絡してくれる?」


平林さんが了承してくれたので、僕はもう一度探しに行った。


二人が一緒にいるのか、そうでないかはわからない。けれど、何か嫌な予感がするんだ…


図書館には、いないと考えて、後はどこに行こう? 思いつく場所がない…


……愛海が行きそうな場所、そして、悠一も行きそうな場所…




………………………………………

………………………………………


「急にどうしたの? 屋上なんかになにかあったかな?」


……愛海と俺は屋上にいた。


「特には何もないよ。ただ、愛海と屋上に来たかったっていう俺の願望? かな」


「悠一くんにも願いがあるんだね」


彼女はそう言うと、少し微笑んで見せた。


「(やっぱり、無理だよ……こんなの諦めることなんてできねーよ…!!)」


「そりゃあ、俺にだってあるよ。 ないものだと思ってた?」


俺は疑問形で聞いた。


俺にだって願いがある。 愛海…君を恋人にしたいっていうね…


「うそだよ。 本気にしないでね? ただ、悠一くんは和くんと違って、何でもできるじゃん? 何でも叶えられるから、叶えたい願いとかそういうのはないんだろうななぁ? って思っちゃったわけです」


わかってる。本気になんてしてないよ。それだけ、俺は君のことをわかってるつもりだよ?


「それで、そんなこと思っちゃってた私に何の用だったのですかな?」


また、彼女は笑ってくれる……もう、何もいらなくなるこの感覚………


「なんの用だったと思う?」


質問に質問で返す。


「でた。 悠一くんの得意技、そういう悠一くんは嫌だな?」


つい、彼女との時間を独占したくなるが、ここでは我慢しよう。


そろそろ和樹が感づいてもおかしくない頃だ。


俺にも時間がないからな…


「悪い悪い、それじゃあ、本題に入るよ?」


彼女はコクっと頷く。


「愛海……お前、和樹が好きだろ? 友達じゃなく、男のヒト としてさ?」


「……?!」


わかってるよ、そんな反応しないでくれよ。余計に苦しいんだぜ?


「それで、今日、アイツに告白しようとした。まぁ、まだ告白はできていないんだろうけど?」


愛海は下を向く。


「なぁ、アイツ……和樹じゃないとダメなのか?」


―――― 強い風が吹いた……


「――――― っえ」


愛海は眼を見開いて、悠一のほうを見る…


「俺の恋人になってくれないか?」


「悠一くん……どうしたの? いきなり…… あっ! びっくりさせようとしたんだね? う…嬉しいなぁ…嘘でも――」


俺は、愛海に近づき、手を取る―――


「嘘なんかじゃない、ずっとお前のことが好きだった。好きで仕方がなかった。この想いに嘘はない。だから、恋人になってくれっ……!!」


「………悠一くん」


彼女がそう言ったとき、反射的に俺は、彼女を抱いていた。


その時には、いつもの優れた感覚は働かなかったのだろう。


彼も、頭が彼女のことでいっぱいだったのだ。だから……




――――――――――――― ― ・・・・・・ ― ――――――――――――――



数分が過ぎた感覚がした。


「悠一くん、離して? 苦しい」


「あぁ、…っとごめん…… つい…」


二人は、互いに一度深呼吸をした。


「それで…えーっと、抱きしめといて、アレなんだけど、返事は?」


彼は尋ねる。彼女の返事はこうだった。





―――――――「       」――――――――




・・・・・・・・


・・・



よろしくです ノシ

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