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~片想い~  作者: 春風 飛翔
片想い
20/27

ヒョコヒョコ…?

もうすこしで・・・な感じですね


では、どうぞ~


・・・・・


・・・


一応全部見まわった…だけど、彼女はここには、いなかった。


一番仲のいい平林さんが言うから図書館だと考えたけど、愛海はいなかった。やっぱりそう簡単にはいかないよね…



さて、図書館にいると考えて来たわけで、これからどこを探せばいいか…


一度、教室に戻ってみようか? もしかしたら、もう戻っているかもしれないし…


そう思って、出口に向かおうとした和樹の目に留まったのは一冊の詩集だった。


机の上に置きっぱなしにしてある…だれかが戻すのを忘れていたのだろうか?


僕がその詩集を手に持つと、後で本の整理をしていただろう子が言ってきた。


「それ……そこ」


振り返ると…あれ? 誰もいない?


と思うと、何やらピコピコ? ヒョコヒョコ?僕の目の前で反応するものがあった。


視線を落とす…そこには高校生の制服を着た、いかにも中学生だろうという小さな女の子がいた。


それもアホ毛がピクピク反応している…


「きみは? 図書委員さん?」


僕が質問しても、少女は黙ったままじーっと僕を見つめてる…


ちなみにアホ毛はピクついているが、それはどうでもよくて、


「あの…えーと…」


「それ、その棚」


少女は棚を指差してそう言うと、僕から遠ざかって行った。


なんだったんだろう? 棚に戻しておいてってことでいいのかな?


まぁ、いいかと僕は詩集に目をやると、一か所だけ角が折られてあったから、


気になって開けてみると……そこには「小さな約束」著:紫夜河 太桜と書かれてあった。


この著者の名前には見覚えがあり、愛海が好きな詩人の一人だ。


……もしかしたら、やっぱりここに愛海は来ていたのかもしれない。


これを読んでいたのは愛海で、僕と入れ違いになったのかも…


だけど、どうして愛海は詩集を戻さなかったのだろう? 何か急用でもあったのかな?


……深く考えてもダメだね。


それに愛海が読んでいたっていう証拠もないし…






……僕はそれを棚に返して、一度、Sクラスに戻ることにした。



…・・



よろしくです ノシ

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