今日という日のはじまり
その日・・・一人で誰もいない屋上にいた・・・。
君を待つために・・・
すべての始まりは・・・
きっと、この場所から・・・
―――――――バタンッ.....
後で物音が聞こえた。
風が心地よく、空は快晴だった・・・
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目が覚めた・・・。
今日は・・・えーっと土曜日か・・・
目のまわりがパサついているのがよくわかる・・・
昨夜、一人でずっと泣いていたから・・・
ベッドから起き上がるとすでに時計は午後1時くらいを指していた。
僕は部屋から出ると、朝食兼昼食をとるために一階へ降りて行った。
・・・・・
階段を降りながら・・・
想いだしていた・・・昨日の全てを・・
「・・・・はぁ・・・・」
僕は・・・いったい、何がしたかったのだろう・・
・・・なにも伝えられないまま・・
僕の気持ちは封印されたんだ・・
僕が一階・・つまりリビングダイニングとでもいうのかな・・
に行くと、妹の夕美がいた。
「おはよう・・・夕美・・」
夕:「あぁ、お兄ちゃんおはよう・・・って今起きたの?!
遅すぎだよ!」
っというと夕美はつけていたテレビを消して、キッチンの方へ・・・
僕が、椅子にもたれて待っていると、コーヒーとトースト、少しのサラダと・・・スクランブルエッグかな?を持ってきてくれた。
夕:「おまたせ! お兄ちゃんお腹すいてると思ったから、サラダとエッグも作っておいたよ?」
「あぁ、ありがとう。夕美・・・・本当いつもありがとな。いろんな事やってくれて・・・」
僕がお礼を言うと、夕美は下を向いて言う・・
夕:「・・・そ・・・そんなの当たり前じゃん! お母さんとお父さんは仕事で海外だし・・・だっ・・だから私がお兄ちゃんの世話をしなくちゃ・・・うん・・でも・・どういたしまして」
一つ言うの忘れてたけど、この家には僕、滝島和樹と妹の夕美しか今はいない。
というのも、親が仕事の都合で海外にいるからだ。
まぁ、親が家にいない事はアレだけど、夕美がいろいろとやってくれてるから、僕は快適に今までを過ごしてきている。
・・・ただ・・・この前までは・・・と付け加えるけどね・・