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~片想い~  作者: 春風 飛翔
片想い
19/27

屋上へ・・・

はてさて、どうなるのやらww


では、どうぞ~


・・・・・・・・・・・


・・・・・・・



凛の目を盗んで、俺は教室を抜け出した。和樹…お前だけ動くのはずるいぜ?


悠一は携帯を取り出し、愛海の携帯に電話する。


普段、愛海が携帯を持たないのは知っている。だけど、「今日」という条件が付いたら? 何か起こるかもしれないと考えて、愛海も持ってくるのでは?


「もしもし? 悠一くん?」



繋がった…悠一は密かに笑みを浮かべた。



「あぁ、愛海? 悪い、今大丈夫だったか?」


「うん、大丈夫だけど、どうしたの?」


「あぁ、和樹知らない? アイツ今日携帯忘れたみたいなんだよ。繋がらないし…」


まずは、和樹にかけないようにっと…


「そうなんだ…でもごめん、教室離れてから見てないよ」


会ってないのか…ならちょうどいい、


「そうか、ありがとう。…それとな」


さて、どうするか…




「それと? …・なに?」


そうだな…よし、


「あぁ、そのな…ちょっと今大丈夫か? もしオーケーなら、朝、和樹といた屋上に来て欲しいんだけ

ど…」


少しの間があった…彼女は考えているらしい…


「…だめか?」


悠一が念を押すと、彼女は答えた。いいよ、と。



通話を切ると、もう一度電話をかける。今度は和樹に…



「悠一、どうしたの?」



繋がった。少しの時間稼ぎだ。



「いや、ちょっとな…愛海知らねーか?」


「えっ? 愛海? …ごめん、知らない」


………どうやら見つけてもいないみたいだな



「そっか…、ところで和樹、今どこだ?」


この聞き方はまずいかな? けど、どこにいるのか、そしてどこへ向かっているのかは知りたいところだ。


「えっ? どうして?」


……だよな。さすがに不思議に思うよな……なら、仕方ない。


「いや、いつのまにか教室にいなくなってたからさ、まぁ、気になってさ…あぁそれと、愛海がいたら教室に戻ってくるように言ってくれるか? いつものごとく携帯は持ってきていないみたいだからさ」

悪いな…和樹…、今ここでお前たちが繋がると厄介なんだよ…


「わかった。見つけたらそうするよ」




そう言われて通話を切られた。



……自分で最低なことをしているのは、わかっている。


二人に最悪なことをしているのも承知している。



だけど、俺にも時間がないんだ…



……すまない、…和樹…




携帯を仕舞った彼は、屋上へと向かった―――――――――――――




よろしくです ノシ

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