動き出していく想い
おぉ……なかなか順調?に書けてる気がするww
また、いつ書けなくなるかわからないですしねww
では~upです
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送別会は順調に進んでいた。みんなでお菓子を食べ、ジュースを飲み、
男子はというと…うん、食って食ってたね…
女子の方は愛海を取り囲んでなにやら、いろいろおしゃべりしてたっぽいけど…
お昼は、愛海の両親からお金を頂いて、ピザを頼んで、みんなで盛り上がった。
昼すぎになり、代表者として凛から愛海に寄せ書きが渡され、それからは本当のフリータイムとなった。ほとんどの男子は遊びに行くために教室を後にし、その後、愛海と話をしていた女子たちも少しずつだが、帰って行った。
僕はというと、休憩しようと思って窓を通して外を眺めていた。夕美と梓ちゃんは、いつのまにかいないし…悠一は凛さんにこき使われてるし…
愛海は…・あれ? そういえば愛海は? さっきまで女子と話していたよな?
「平林さん、愛海知らない?」
悠一を操作している平林さんに聞いてみる。
「マナならお手洗いじゃないかな?」
「あぁ、わかった。 ありがと」
よかった…「まだ」いるんだ…もう行ってしまったんじゃないかと思った…
…僕が愛海を見送る形になるんだよね…
その時まで、僕は笑顔でいなきゃいけないのかな…
泣いちゃだめかな…
うん、だめだよね…それはだめだ。…みんなだって悲しいはずだ…
でも…それ…守れそうにないよ…
……
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…
滝島くん…私に質問して、また外を眺めてる…、きっと…ううん、絶対…ツライんだよね。
マナから直接は聞いていないけど、告白失敗しちゃったんだろうな…。
だから今、図書館に行って手紙を書いているんだろうけど…
悠くんと滝島くんには内緒にしておいてって言われてるから、ごめんね?滝島くん…嘘をついて…
悠くんにも動かれないように、いろいろしてもらってるけど、気付かれるのも時間の問題かな…
……
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…
もうクラスには、ある程度の人がいなくなったな…さっきから和樹は外を見てるし、なんか凛に聞いていたみたいだけど、きっと愛海のことだろうな…
どうしよっかな…そろそろ俺も動きたいんだけど、さっきから凛がうるさいし…
まぁ、愛海が戻ってきたら、二人だけになれるような案を考えとくか…
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……
…・
――――――――――図書館…
今日は楽しかったな…みんなとお話できて良かった。夕美ちゃんや梓ちゃんも来てくれてたし…寄せ書きも嬉しかったな…
ただ一つ…私の目的は達成されていないのだけど…もうチャンスは逃しちゃったしな…
…ううん…最大のチャンスは悠一くんに邪魔されちゃったけど、最後のチャンスはまだこれから…
最後のチャンス…これがダメだったら…私の…「片想い」でおしまいにしよう…
きっと、私の他にも和くんを好んでいる女の子はいっぱいいるんだろうな…
例えば、凛なんてそう…私が好きなのを知っているから応援はしてくれているけど…きっとあの子も和くんが好きなんだろうな…
さてと、……悠一くんの方は、これでいいかな?…うん、いいよね…
和くんへ…どうやって書けばいいんだろう…変な風には書けないよね…
でもこれって、悠一くん用宛ての普通の手紙じゃなくて、一応……アレになるんだよね?
なんだか恥ずかしいな…
愛海は、和樹への手紙…悩み迷いながら一文字、一文字を書いていった。
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もうすぐ三時か…あと二時間でここを出て行ってしまうのか…愛海は…
僕は、このまま終わってしまっていいのか?
少し空の色が変わり始めている…今日が…終わりに向かい始めている…
このまま何もしないのは…、それは…それはダメだよね?!
泣く前にやるべきことをやらなくちゃ…!!
…………………僕にもできることがまだ、あるはずだから
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よろしくです ノシ