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出会いの季節

作者: 七篠朱鷺
掲載日:2026/04/29

初投稿。短編です。

こんな恋愛はしたくないけどかわいい我が子に嘲笑われたい思いにより生まれました。

実は衣織ちゃんは我が子の女体化であります。

 私は今年から高一になる。ずっと憧れていたこの学校に入るために、それと…気になっている人に近づくために、わざわざ引っ越してきた。

気になる人って言っても、その人は私よりだいぶ年上…よく言うイケおじってやつ。

名前も知らない。どんな人かなんて全くわからない。でも好きになってしまったから、仕方ない。

 好きになった理由はとても単純。旅行できていたこの地で、車に轢かれそうになっていたところを助けてくれたから。

こんなん惚れるなってほうが無理でしょ。

なので私は、この学校で自分の未来と初恋を成就させます。


***1日目


慣れない学校生活。疲れました。

あとここで気づきました。

引っ越したは良いものの、お近づきになる術がない!

当初の計画では、私が卒業するまでの三年間で少しずつ距離を縮めていって、私が卒業&成人するタイミングで告白!…の予定だったのに、1番肝心なお近づきになる方法を忘れていました。


「はあ…」


ま、まあ?あのときは浮かれまくってたから、しょうがない…よね!今から考えていけばいいよね…?


*** 2日目


今日は大きな収穫がありました。

まさかのまさか、あの人は、私がバイトしているコンビニの常連客でした!

そしてもうひとつ、あの人は時々、私たちの学校の前を通りがかります!

これは大きな収穫でしょう。

昔から、運がいいことだけが取り柄だったのですが、さすが私、ここでも運がいい。


*** 3日目


とある噂を聞きました。

私たちの学校には、三ギャルと呼ばれる先輩たちがいるらしいです。

そしてそのうちのひとりが、ヤクザと繋がりがあるとか…。

恐ろしい話ですねぇ…。


***(少し飛んで)6日目


バ先のコンビニで、あの人と少しお話ができました。

優しい声で、穏やかな顔で微笑む人でした。

タイプです!!すっげー好きです!!!

益々、結ばれたい欲が強くなりました。


*** 10日目


バ先にて、例の三ギャルの1人、えぇっと……そう、衣織先輩と会いました。会ってしまいました。

あの人怖いです。てか絶対あの人ですよ例のヤクザ!見えちゃいましたもん!なんかすっげーデカくてイカつい刺青!

近づかないようにしときましょう。


*** 数ヶ月


依然として、私は例の人が好きです。名前は知りません!でも私はめげません。絶対に結ばれてやります!


***


どうやったら、私はあの人と付き合えるのでしょう。

いいやでも、少しずつ着実に、距離は縮まってきているはずです!

まだまだ時間はあります。明日も意気込んでいきましょう!


…あ。


校門の前にあの人がいます。目の保養ですね。

でも今日はなんだか…誰かを待っているような…。


 ふと後ろから駆けて行く足音がしました。

あっという間に私の前に現れた人影。

…あのヤクザ疑惑のある衣織先輩でした。


「時道様!」


衣織先輩はあの人に駆け寄り、腕に抱きつきました。


「時道様、待っててくれたの?」


………なんで衣織先輩はあの人のことを知っているんでしょう。


「ああ、偶然ここを通りがかってな。もうすぐで下校の時間だったから待っていたんだ」

「ふふ、そっかぁ。嬉しい!」


そう言って二人は腕を組んで歩き始めました。

私になんか目もくれず。当たり前ですけどね


呆然と眺める私。目の前の現実が信じられませんでした。

あんなに優しそうな人が、ヤクザ疑惑の衣織先輩と仲がいいなんて。


「…!」


衣織先輩は、周囲の視線も気にせずに、

キスをしました。

まるで「この人は私のものだ」と見せつけるかのように。

そしてあの人…時道さん、に抱きついた衣織先輩はあの人のワイシャツを引っ張り、首の付け根を晒しました。


衣織先輩、自分とお揃いの刺青と、かすかに残ったキスマークを見せつけてきました。


「ふふっ」


最後にこちらを見た先輩の瞳には、嘲笑の色が滲んでいました。


「いお、外では激しいスキンシップは避けなさい」

「ごめーん。でも、少しでも長く時道様とくっついてたいの」

「全く、可愛い子だな。家に帰ったらいくらでも構ってやるから、もう少し我慢しなさい」

「うん♪」


こうして、私の初恋はあっけなく散りました。

お楽しみいただけたら幸いでござりまする。

これってキャラ設定とかつけた方がいいんですかね?

いつか女体化じゃない軸の話も書きたいですね。

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