プレイヤーと運営達
「さて…みんなー!?観察の時間だよ!!!」
「「おー!!!」」
FFOの管理室で歓声が湧き上がった。ここでシステムやプレイヤーの監視、色々なことをしている。基本はAIがやってくれてるけど一日に何回か自分達で見ている。
ぶっちゃけて言えば何か面白いプレイヤー居ないかなーと探しているだけ。AIに指示を出し画面を表示させる。
「ランカー達は名前変えるとかして目立たないようにしてますね」
「うーん…それだと面白くないからワンタイムイベントとかで何かしてあげて☆」
「了解」
「あの連合好きのプレイヤーは…いたいた!まーたやってるよ!」
「生産者囲うのは面白くないけど賢いんだよな」
「そうだね〜…やっぱ例のイベントは自分の案にしようよー!!」
「前代未聞ですが…まぁ掛け合ってみます」
プレイヤーの動きを見ながら話し合う。ここで適当に話したことを本当にすることも多々ある。今回ネタで実装した奴は…
「一番慣れるの早かったのって狛犬ですよね?」
「そーそー!いやー可愛かった!もふれなかったのは残念だけど」
「今居るのがゴリラと狼と蛇ですよね?」
「ライオンも入ったよー!!動物班ナイスとしか言いようがないから!」
「それとクールタイム設置は案外受け入れられましたね、抗議来ると思ってたけど」
「そこは分かってたんじゃない?掲示板でも直ぐ入るとか言ってたし」
「賢者はいるけど剣聖が居ないな…個人的に来て欲しいんだけど」
「第二陣で来てくれることを祈ってたらー?ランカーがこれだけ集まったこと自体奇跡だし!」
「あ、ナンパ難易度めっちゃ高いNPCに相手にされなくて泣いてるプレイヤーいて草」
「ざまぁーウチの可愛いNPCはやらないよーだ!」
「とりあえず例のイベントはゴブリン軍団殲滅後にするんですよね?」
「そのつもりーでもあまりにも無理そうだったら前倒しするけどそうはなって欲しくないよねー」
「噂をすればフラグ引きましたよ!それで今回の…ってか毎回コレにするんですよね?」
「うん、次の街に進むためのボスは全部中規模から大規模のレイドボスにする、コレ決定ね?分かった?」
「うわ〜、プレイヤー頑張れ。助けないけど」
「プレイヤーの実力測るようなもんだし?大丈夫大丈夫!」
「ひでぇ」
「むしろβテストが優しすぎたまである」
「「それな!」」
「みんなの意思が固まった所で仕事戻るよー…」
「「はーい…」」
こうして重い足取りで元の席に戻って行った。イベント楽しみだなー!
読んで頂きありがとうございます
ヤバい誤字ばっかりしてる…報告ありがとうございます
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