鳥と戦う犬達
スラム地帯から戻り装備をプレイヤーオークションに出してから、裁縫屋に向かう。その間ステータスを確認した。
種族:狛犬lv7 職業:初級魔法使いlv5
筋力:5
生命:10
敏捷:5
器用:5
知力:33
精神:12
スキル:【火属性魔法lv2】【土属性魔法lv2】【水属性魔法lv2】【神語】【人語】【対包囲戦法】【状態異常耐性lv2】
SP:5
称号:【無慈悲】【神との邂逅】
ポチはレベルアップしていなかった。知力に一ポイントだけ振り閉じた。そして裁縫屋に着く。
「あ、いらっしゃいませ! 出来ましたよ!」
そうして持ってきた物は……。
「マントとフード……?」
「そうです、隠密効果と魔法攻撃に強いですよ」
手に持っていたのは黒いフード付きのマントだった。
リリ印の黒フード
防御力:8 耐久力:190
装備効果:【隠密+2】【魔法ダメージ軽減】
装飾は少ないけど能力は良さそうだ。大きさだけ念の為確認し、フードをおろしてその場を後にした。しっかりと耳が出るようにしてあったから被りやすそう。
冒険者ギルドに戻りクエストを探す。配達クエストと言う報酬の高いものがあったから、それを受けた。
「森の奥に居る錬金術師まで届けてください、出来る限り傷を付けないようにお願いします。場所はここです」
背中に荷物を載せられたけど障壁魔法は荷物には発動しないようだ。場所を確認し街から草原に出る。何回か草原のゴブリンに襲われたけど荷物は無事。
まだ先だけど、目的地の周辺には鳥の魔物が居るらしい。ゴブリンや猪を返り討ちにしつつ向かった。弓矢ゴブリンのせいで少しだけ荷物がダメージを受けたけどまだ大丈夫。
少し迷いながらも目的地周辺までたどり着いた。少し休もうとした瞬間、黒い鳥が突っ込んで来た。幸い荷物じゃなくて顔に当たって障壁で防げたけど。
周りには十を超える群れが集まって来てる。直ぐに魔法を、ストーンバレッツを放ち数匹撃ち落とした。荷物を攻撃されないよう慎重に動く。
HPは低いけど、速いのか魔法を撃っても全部は当たらない。でも突っ込んで来る時は真っ直ぐ来るのでそこを狙うことにした。
警戒しているとまた数匹が突っ込んで来る。今度は荷物に向かって来たから、全部撃ち落とさなきゃいけない。
「《ストーンバレッツ》、ふー何とかなってけど数が多い……」
そこそこ倒したけど、まだまだ居る。突っ切るにしても足が遅いから無理。MPはまだ半分はある。障壁もまだ割られてないし戦える。
「カァー!」
するとほかの鳥より倍以上大きいのが出てきた。多分ボスだろう。ボス戦から逃げれない私達は、倒すしかない。
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