001 第二章 前書きのようなもの
本作は「帝国海軍育成計画 其の壱 〜八八艦隊計画ヲ完遂セヨ!?〜」を読んでいるのを前提で話を進めていきます。
また、話の筋道と終わりが一つではない選択式の作品になります。
もともと私どものホームページで掲載しており、選択によってリンク先に進むようになっています。
ですが「小説家になろう」への転載に際してリンクは組めないので、選択肢に出くわした場合は、お手数ですが指定された場所を目次から選んで下さい。
ここからは西暦1934~35年に行われた太平洋戦争、そしてそのケリをつけるための講和会議、そして1936年に締結される予定のロンドン海軍軍縮条約の後の世界について、できるかぎり、今までと同様の調子で記録していきます。
ただし、この世界がどのような経緯をたどっていき、その結果「RSBC」になるのか、「八八艦隊物語」や「軍艦越後の生涯」になるのか、はたまた「パシフィック・ストーム」になるのは、この文章を書いている時点では筆者にも分かりません。
(※各作品は、それぞれ1990年前後に市販された架空戦記小説です。)
「小説」という形でなく、この文章形態を選んだ理由が、実のところこの点にあるからです。
なお、妙に賢明な日本政府や、史実のように滅びに向かってまっしぐらな日本を綴っていくつもりも、執筆を始める今の段階ではあまりありません。
(日本海軍の組織的欠陥については、これまでの歴史改変などによりある程度合理化され、問題点も少なくなっているものとします。でなければ、末路は史実と同じとなりかねないので(笑))
よって、可能な限り国力こそ大きくなっているが、当時の常識的外交感覚を持ってあがく日本の姿を見ていきたいと思います(自発的に賢明な昭和日本など、あまり似合わないですからね(笑))。
また、他の列強との関係も、日本が元気いっぱいで、アメリカがこけてしまった以上、分かりやすく二色に分けられるという、史実や火葬戦記によくあるような事態にはならないと思います。
それは、欧州列強にとって、アメリカ合衆国と大日本帝国があまりにもイレギュラーな存在だからです。
あと、有色人種国家たる日本の増長が、白人だけで行われているゲームにどれほどの混乱と齟齬をもたらすかも、できればそれも見れればと思います。
ですから、これ以後は八八艦隊の鋼鉄の戦乙女たちには、選ばれた外交判断によっては、多少不本意な歴史的経過を辿るかもしれませんが、その点はご了承ください。
ただ筆者的には、アメリカとのダニエル・プラン艦たちに勝利した時点で、彼女たちの役割は終わったと思っており、後はなるべく穏便に退役して、どこかの港でのんびり過ごしてくれないかと願っております。
(ゆえに、日本は戦争の傍観者で過ごすかも知れません。)
それでは、しばしまたお付き合いください。
なお、第二章はその性格上ブラウザーの「戻る」を使わない限り、引き返す事はできなくなります。
ご面倒かもしれませんが、よろしくお願いします(まあ、横のフレームからいけますけどね(笑))。
また、複数の道を選んだ場合、経緯の説明、戦力見積もり、戦闘経過など似たような記述が登場する事になりますが、その点もご了承ください。
(私どものホームページ掲載時の言葉です。「小説家になろう」では、場合によって目次に戻って下さい。)
■掲載順
chapter1、chapter2、chapter3、chapter5を順に掲載してから、chapter4を掲載予定です。
■参考
選択肢の概要です。転載(連載)完了後に楽しまれる方は、最初はご覧になられない事をおすすめします。
■ルート(chapterの方向性)
・日本独走ルート
chapter1:大東亜共栄圏 (ノーマルエンド)ルート → 第三部「Bud Dream」へ
・枢軸ルート
chapter2:枢軸同盟 (グッドエンド)ルート
・親英ルート
chapter3:日英同盟 (ノーマルエンド)ルート → 第三部「Retrn Match」へ
海洋帝国連合 (トゥルーエンド)ルート
・完全勝利を目指して
(太平洋戦争継続ルート、第二次太平洋戦争ルート、反米ルート)
chapter4:日米戦 (ノーマルエンド)ルート → 第三部「Red Storm」へ
枢軸同盟 (トゥルーエンド)ルート
日英同盟 (グッドエンド)ルート
日英同盟 (トゥルーエンド1)ルート
日英同盟 (トゥルーエンド2)ルート
・傍観ルート
chapter5:大東亜共栄圏 (グッドエンド)ルート → 第三部「New Horizon」へ
■ルート図(選択肢は、こちらをご参考ください。)
http://www.cwo.zaq.ne.jp/bface700/88fleetchapter2/frs2_C1.GIF
http://www.cwo.zaq.ne.jp/bface700/88fleetchapter2/frs2_C2.GIF