表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
回廊  作者: KG0248
6/125

美奈

その巡査は、到着するなり「美奈ちゃん、ご苦労さん。調書作るのは君でいいだろ?」と言ってきた。


ところが、美奈は「巡査部長、ちょっと・・・・・・」と言って、しばらく何か話していた。


それからガラリと雰囲気が変わった。


「私は川村だ。少し詳しく話を聞かせてもらわないといけない」


それからは、かなりしつこく色々と聞かれた。出発時間についてとかだ。


特に日付については何度も念を押された。そして


「あんたの言ってた日付だと今日は○○日で月曜日ということだけど、今日は火曜日だし、さらに月が違うようだ」


「え、なんですって?」


「だから今月はxxxだと言っているんだよ」


「それと巫女さんを見たと言った様だけど、この近在に巫女さんは住んでいない」


「さらに、あの森から勇作さんのところまで10分とか言ってるのも変だ」


「さっき、見せてくれた免許証、もう一度本署に確認してみるから貸して」


私はしぶしぶながら渡した。


FAXしたあと、美奈と川村は奥で何か話しこんでいるようだった。


美奈が出てきた。チラッとこちらを見たが何も言わずに出て行った。


なにか怒っているような上気した顔だった。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ