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Feeling yourtale online ~配信初心者のライブライフ~  作者: 啼蟻
第一部 花笑んだ大輪を以て月輪に抗う
13/20

『孤鳥封月』はバズ兵器

ちょーっと最近忙しいのですよね、まあそれはそれとしてやっとこさの更新です。本当にお待たせしました!

「もはやそれをそこまで扱えるのなら言うことはないね、皆伝だ。これで君はいつか大輪として芽吹くこととなる」

「フルールさん・・・本当にありがとうございました!」

「いやほんと君には期待の全てを上回られたよ、私の20と少しの年月にたった1週足らずで追い付かんとするとはね。天才とはこういうものかと思ったが、才に溺れてはいけない。それが最後の教えだよ」

「はい、お世話になりました!」


これで済むはずがない。これはユニーククエストだ。であれば通常のジョブクエストとは異なる展開があるはずだ。


「さて、ここからは私と君は対等だ。だからこそ、頼みたい事がある。対等な戦友たる君に。」

「はい、なんでしょう?」

「もう少し柔らかくても良いのだよ?と、一つは君の素の話し方でいい、もう対等なのだからね」

「わかりま・・・わかった、よろしくな?」

なるほど、多分認められたのだろう。対等な戦友ということはこちらからも誘えばパーティに入ってくれそうかな?


「あぁ、良き縁が長く続くことを願う。2つ目の頼みがあるのだが、いいかい?」

「もちろん、俺の出来ることならば」

「フェンガリブランというモンスターがいる。私は奴に因縁があってね、私は彼女に全てを奪われ、彼女は私に翼を斬られた」

フェンガリブラン?聞いたことのない名前だ。あとで調べる必要がありそうだがAioiなら知ってたりしないかなぁ?それに『彼女』ってまるで・・・


「おっと言い忘れた。彼女の正しい名前は『孤鳥封月 フェンガリブラン』この世界に君臨する孤高の月輪、そして私の咲かせた花を枯らせたモノ」

「どうか、どうか君の力を貸してほしい。私は彼女に借りを返したい、しかし彼女は優雅だ。枯れた花には興味を示さない。だから、咲いたばかりの大輪よ、私とともに彼女に挑んでくれまいか?」

その誘いはあまりにも荒唐無稽。聞いたことはあった、名前の前に四字熟語がもじられた物が付く、世界に名前を刻まれ世界に一つのモンスター。無理だろう、不可能だろう。しかし、俺は。

諦められない、諦めたくない、第二の世界の初めてを俺は踏破したいのだと体が叫ぶ。だから。


「あぁ、任せてくれフルール。この俺が、フォレオが。フェンガリブランとの因縁、断ちきる助力をしよう!」

俺の口から思わず出たのは肯定と受諾、それを認識して正しい判断だったと理解する。

「これだから新しい世界ってのは最高なんだ、月輪を地に落とす?やってやろうじゃないか」

今、確かに。俺の胸に火が入った。


「とまあそんなことがありましてね?」

「どんなことだよもぅ・・・なにがあったらもう第四の町なんだよ私、レベル53だよってドヤりにきたところを第一の町から出なかった人にカウンター叩き込まれることになるの??」

「全部フルールさんが悪いから・・・」

「というかその謎紳士レイピア関連だったのかあ、そっかあ・・・絶対貴族系統だと思ったのになあ!」

そりゃ自分から話さないし貴族系統勘違いは絶対されるよな、うん。あ、フェンガリブランについて聞こう。


「なあAioiさんや、時にユニークモンスターってどんなんいんの?」

「んー?四字熟語がわかってるのだと『極術焦天』、『氷翼漣理』、『絆幻泣檻』とか?」

極術焦天はまんまっぽくて分かりやすそうだな?氷翼漣理は・・・なんだろう、だがそれ以上に絆幻泣檻がエグそうなのに想像できない!


「あ、それ今さっき一個判明した。なんならクエストで挑む」

「えぇ・・・ちなみに名前聞いても?

「『孤鳥封月』フェンガリブラン」

「下までわかってんのは初めてのケースだあ・・・」


まあそれはそれとしておこう、俺がこいつに頼まれたことを果たしてきたのだ、『剣歩』完全習得という馬鹿げたことを。なので。

「とりあえずなんだが」「なーにー?」

「初配信いつにしようか?」

「今それ言う?ユニーク秘匿とか考えないの!?」

「別に?なんなら配信の武器に出来ないかなと思ってる」

「考え方が配信側だよね君ほんとに・・・安定感がないあたり本物」

「ほっとけ、そういうタチなんだ」

「じゃあもっと核爆弾的なバズ目指しましょ、具体的には私の次回放送が明日の9時、起きれるよね?」

「ヒェッ・・・ままままあやりますし?」

「声震えてるよ」


そりゃ震えもする、なんてったって女性プロゲーマーかつ超有名ライバー、ゲリラ配信しても二分で3万集めて2時間後には桁が一個増えてる怪物の初外部コラボ相手がその配信で初配信とかイカれてんだろ!?


ようやくライバーとしての生活をさせてあげられますね。長かった…

あとでまた細かい設定は書きますけどひとまず元の四字熟語は置いときますね

『花鳥風月』が『孤鳥封月』

『旭日昇天』が『極術焦天』

『比翼連理』が『氷翼漣理』

『繁絃急管』が『絆幻泣檻』です

『絆幻泣檻』はユニーククエストがパーティ前提なくせしてパーティキラー。

絆は幻、涙にて心に檻を作る前に。

元の四字熟語の意味が表す物がユニークの正体に繋がっています。

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