[2章までの設定資料]
このページはここまで登場したキャラクターや用語を、出てきた範囲でまとめたものです。
[1章までの設定資料]と内容が被っている部分もあります。情報更新があった部分には(←NEW!)がついています。
気にせず本編を楽しみたい方は、スルーしてください。
・鈴白流(←NEW!)
『人工冬眠計画』の被検体となった少年のひとり。推定17歳。
計画の初期段階で冬眠装置『ゆりかご』に入り、眠りに就いたはずが、どういうわけか目が覚めてしまった。
その犯人が自身のコネクターであることを知るが、同時に『人工冬眠計画』に隠された秘密を知り、深い絶望を味わうことに。
・流のコネクター(←NEW!)
携帯端末を通して交信してきた、謎の人物。正体は流のコネクター。
流を人工冬眠から目覚めさせた、張本人である。その理由を問われ、「やってみたかったからだ」と返し、流を激昂させた。
アンドロイドでありながら、自我を持っていると主張する。
・安藤重治(←NEW!)
流の幼馴染み。
・叶野美月(←NEW!)
流の幼馴染み。
・『コネクター』(←NEW!)
バイオ科学で造られた機械人形。
〝意識の核〟と呼ばれるパーツが搭載されており、機械的神経を介して外部から送られた人間の記憶データをインプット。擬似的に記憶を引き継ぐことを可能とした。
各機体の意識が相互に横の繋がりを持っており、個々の個体のようでありながら、寄り集まった集合体でもある。
・『コネクター計画』(←NEW!)
『人工冬眠計画』の裏で進行していた、真の計画。
人格を模倣し、日常をトレースして記憶というデータを集め、ゆくゆくは人間に代わって適切な取捨選択を行う人工知能を生み出すことを目的としている。
・『人工冬眠計画』(←NEW!)
人類が夢見た不老不死を、技術的実現可能なものとして世の中に打ち出した、大規模な計画案。
液体窒素によって人体を冷凍保存し、機械の身体に眠った本人の意識を移し替えるというもの。
しかし、実際に行われていたのは、意識の移し替えではなく記憶の移し替えだった。
・『ゆりかご』(←NEW!)
滑らかな流線型を描くカプセル式の人工冬眠装置。
人体に負担の少ない仮死状態を実現させる機能と同時に、コネクターが記録したデータを保存する機能を持っている。
冬眠者の解凍蘇生を行う際、記憶の移し替えの処理が実行されるように設定されている。
・『都市』
『人工冬眠計画』遂行のために造られた、いわば巨大な規模の寝室。
円を描く堅牢な壁が外界の一切を遮断し、全天候型のドームが天を覆う。加圧送風ファンによって温度と湿度が一定に保たれ、人工灯が降り注ぐ、外界から完全に隔離された空間。
読了ありがとうございます。次話より、3章「生殺与奪」が始まります。
よろしければ、最後まで楽しんでいってください。