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森のお家をきれいにしたよ
今日はね、森の中に、蜘蛛の巣のかかった古い小さなお家を見つけたんだ。
リックは誇らしげに語ります。
『森一番の冒険家』ですからね。
普通の男の子なら怖がるようなものでも平気です。
それでね、お家の前で、ネズミの女の子が泣いていたんだよ。
どうしたのって聞いても泣いてばかりいてたから、僕はこう言ったんだ。
「おとうさん特製の石鹸で作った『シャボン液』でシャボン玉作ってあげるよ」
そうして、ネズミの女の子の前に沢山のシャボン玉を作りました。
シャボンが古いお家にあたって、ぱちんと弾けます。
シャボンで濡れたところが、きれいになっていきます。
二人でシャボン玉で遊んだ後に、リックはお家を洗ってあげました。
「そうしたらね、お家がピカピカになって、ネズミの女の子もニコニコしていたんだよ。」
リックもうれしくなって、一緒ににこにこと笑いました。
