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野良猫達の住処になっているという、噂さの物置き。公園の物置きにしては大きいそこは、人が休めるようにもつくられている。


「おー、真っ暗」


鍵のかかっていない扉に手をかけ、横に引く。錆び付いた鉄の匂いが鼻を刺激した。

腰につけたポーチから、小型のライトを取り出す。ライトの明かりに照らされ、一匹の猫が照らされた。


「にゃー」

「なんだ、ミケじゃねーか。今さっきぶりだな」


そこにいたのは、俺の腹の上で、気持ち良さげに寝ていた三毛猫だった。

三毛猫は大きな緑色の瞳を眩しそうに細めている。俺は急いで、ライトの位置を三毛猫からそらした。


「さっきは、ごめんなミケ」

「にゃ」


俺はしゃがみこんで、ミケのアゴを撫でる。そうしてから、もう一度立ち上がると、ミケが背中に飛びついてきた。


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