前へ目次 次へ 39/47 六 渦巻きに飛び込んだ俺は、見覚えのある小屋を見つけた。この小屋は以前、白さんを迎えにいった時、魔法使いの老人とあった場所だ。 「もしかしたら、魔法使いが事情を知っているかも」 川の渦巻きの中に飛び込み、行き着いた場所なのだ。何かしらの関係性があるに違いない。 迷いなく、小屋の扉をノックした。 「こんにちは。私の魔法工房に、用があるのかな?」 出てきたのは年若い青年。 どこにでもいそうな容姿と違い、どこか浮世ばなれした雰囲気を感じた。