前へ目次 次へ 21/47 異世界2 小屋の中には、老人が一人いた。 老人は小瓶を片手に持って、悩んでいるようだ。 こちらに気づいていない。 「久しぶりだね、魔法使い」 オーナーの兄が声をかける。 こちらを見た老人は、驚いているようだ。 口を大きくあけている。 「なんだい?幽霊を見たような顔をして」 「お主は、死んだはずじゃ……」 オーナーの兄は、老人の手を握った。 「ほら、ちゃんと暖かいでしょ」 「本当に無事でよかった……お主どこにおったのじゃ?」 「迷いの森にいたんだ」