prologue
背が高い・・それだけが特徴だった
別にだからて得したわけじゃない。男子からはからかわれ、女子からモテる訳でもない。
コミュ症を患っている俺は、背が高い威圧的な根暗男子というレッテルを貼られた。
そこで見返してやるッと勉強するなら世界が変わったかもしれない‥でもそんなことはしなかった。
それが現実だ。
よくメガネをしてる人は頭よさそう、とか、勉強ができる、だとか。そんな風に思われたりする。
そんなわけないだろ。
全国メガネ諸君、反論があるなら全力でスライング土下座をお目にかけよう。
つまり、だ。人は見かけによらない‥これが結論だ。結論から先に言えばそうむずかしくはない。
たとえ背の高い根暗そうなメガネニートが美少女になりたい不可能という希望を掲げていたとしても、だ。
決して、断じてそっち系の人ではないし、ベーコンなレタスでも全くない。
そこらへんは、きちんと健全な男子高校生をしていたし、おれはノーマルだと宣言しよう。
ただ、対象が3から2へ引き下がっただけ、そう‥つまりは三次元から二次元へ‥
目が悪いのは漫画の読みすぎだ。背が高いのはそうゆう遺伝だ。運動はできない。なお、根暗は大方あっている。
そんなオタクニートがこう考えた。
美少女は生きてるだけで価値がある公式チートだ。と
社会不適合者無類のクズ価値のない公式ザコがあこがれるのに無理はないだろう。
決して断じて一度もお近づきになれない美少女のおみ足を触りたいなどとか、そんな理由では断じてない。
断じてない‥よ?
だから俺は来世を目指し今日も意味のない日々を淡々と潰しているだけだった。
そもそもそれまでは親のスネをかじり、そこそこ充実したクズニートライフをエンジョイしていたのだ。
そのごく潰しが家族に認められて生活できるわけがない。当然のごとく家を追い出された。
小さいアパートとわずかな仕送りから見るに「働け」という家族の最後の愛が垣間見えたり見えなかったりする
が、いざ追い出されてわかる。じぶんのやってきたことがなんの意味もなさないことを。
事は突然に起こることとなる。アパート(おんぼろ)に行く途中の駅のホームで突然現れた白い兎。
季節外れにもほどがあるそのふわふわな白には見ているだけで人を癒し、同時に暑くさせた。
その白兎がホームをにぎわせ、駆けまわる。
路線に飛び出す。子供も兎をおいかけて飛び出す。
そんなときこのニートは阿呆なことに飛び出した。
子供が生きていたのが何倍もよい。少子化のすえ考え付いた言い訳だった。
命と引き換えに子供と兎を救った。そんなニートをどうか、来世で美少女に…
ゴッの鈍い音をだして鈍い重さを感じる。もはや痛いとかではない。感覚はない。
最後に思い出す。両親が最後に言っていた言葉、カオ、
もう少し生きたかったかもシレナイ。
_______________佐倉玲としての人生はここでおわり。‥のはずだった。