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拝啓 10年後の僕へ

作者: 京花

拝啓


10年後の僕は元気に暮らしていますか?

きっと仕事も順調で、好きな人と結婚して、それから小学生くらいの子供もいることと思います。


こんな手紙を書くのは小学生以来です。僕がこの手紙を書こうと思ったのは小学生の時に書いた手紙を読んだからです。

今の僕は小学生に思い描いていた人生とは程遠い生活をしています。

仕事が忙しくて、ぜんぜん自分の時間がありません。

転勤が続き恋人どころか友人もいません。毎日職場と家の往復です。

時々、思います。


僕はなんの為に生きているのか


毎日やりたかったわけじゃない仕事を一生懸命行い、夜遅くに家に帰る。そして翌朝再び会社へ。

この毎日の繰り返し。今までどれだけ繰り返してきたのか、そしてあと何回繰り返すのか。

もう終わらせてもいいんじゃないかとも思う。


そんなときに頭に浮かぶのは

僕の回りにいる人達。会社の上司だっていつも怒ってるけど、ちゃんと教えてくれる。そして、母からのメール。いつもそっけない返事をしてしまうけど、本当はとても嬉しい。

みんな僕を支えてくれてる。

だから、もう少し頑張ってみようと思う。


10年後の僕

まだまだあなたの足元にも及ばない僕だけど、少しずつでも近付いていけるようにがんばるから


待っててください。


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