↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
91/102

第90話 【掲示板回】

【神域】『神域 -Arcadia-』本スレ Part214【ありがとう】


1:名無しのダイバー

前スレ(Part213)が1000に到達したため新スレ立てました。

システムの完全休眠、UI消絶に伴う「最後」の雑談・情報共有スレです。


※荒らし、誹謗中傷、暴虐行為の示唆は即BANおよび現実の警察通報対象。

※利用規約(現実世界の法的適用)を遵守して書き込むこと。

※過度な性的表現やモラルに反する書き込みは自己責任で(一応NGワードに気を付けろ)。


2:名無しのダイバー

乙。

マジでメニュー消えたわ。ログアウトも世界地図も消えて、いま視界の右隅でこのスレの文字だけがチラチラ明滅してる。


3:名無しのダイバー

最後のスレ立て乙。

途中から追加されたあの世界地図、消えるとやっぱり地味に堪えるな……。

他地域や遠方の状況、広大な大陸の地理感覚を確かめる最後の術が完全に無くなったわ。


4:名無しのダイバー

>>3

地球のwikiも攻略サイトも、向こうのネットに繋がらないから二度と見られないしな。

他地域の情報検索なんて真似は、もう一切できない。

ここからは自分たちの目で見える範囲、自由に行き来できる足元の大地だけがすべてだ。


5:名無しのダイバー

文字が……ところどころノイズで掠れてね?

レス打ってから反映されるまで数十秒ラグがあるぞ。


6:名無しのダイバー

>>5

システムが眠りにつく直前だからな。

この掲示板も、もうすぐ完全に閉じる。俺たちが地球側の名残を感じられる最後の「灯り」だよ。


7:名無しのダイバー

ついに引き返せなくなったんだな……。

ログアウトボタンが光の粒になって消えた時、一瞬だけ背筋が凍ったわ。

「あ、俺ほんとうに向こうの生活捨てて、この生身で異世界に来ちゃったんだ」って。


8:名無しのダイバー

分かる。

でも後悔はしてない。

さっき師匠(村の鍛冶屋)に「UIも世界地図も完全に消えた」って正直に話したら、「何を青い顔してやがる。お前はこれまで俺の隣でしっかり槌を振るってきたろ。この村の職人として胸を張れ」って背中叩かれたわ。


9:名無しのダイバー

>>8

良い師匠だな。

うちの開拓村でも似たような感じだわ。

共に汗を流して畑を耕してきた仲間に「今年も厳しい冬になりそうだが、収穫した麦の管理は任せてくれ」って話してきたところだ。


10:名無しのダイバー

>>9

それが一番大事なことだよな。

ここに残った連中はみんな、とっくに誰かの仲間であり、村や街の頼れる一員なんだよ。

「プレイヤー」としての甘えの膜が剥がれ落ちて、ただ「この土地で共に生きる人間」としてここに腹を括った。


11:名無しのダイバー

>>10

頼もしいな。

俺も南の港町で、親方と一緒に船の点検をしてきたところだ。

潮の読み方も網の補修も、これまでの生活で身体に叩き込んできた。

地球での会社員生活なんかより、ずっと深くこの街に根を張って生きてる実感がここにはある。


12:名無しのダイバー

レスの書き込み間隔、どんどん開いてくな……。

みんな最後の書き込み噛み締めてんのか、それとも通信回線がどんどん削られてんのか。


13:名無しのダイバー

両方だろうな。

だが、スレの雰囲気が本当に穏やかで安心したわ。

三日前の世界宣言の時はパニックだったけど、残ると決めた奴らは全員、自分の足で生き抜く覚悟ができてる。


14:名無しのダイバー

>>13

そりゃな。

自分の意志で地球の過去をすべて清算して、この身体で生きていくって決めたんだ。

泣き言言ってる暇があったら、これからの冬越しのために薪割り一木でも多くこなした方が生き残れる。


15:名無しのダイバー

工房の仕事から戻ったら、近所の子どもたちが「兄ちゃん!」って駆け寄ってきたよ。

血の繋がりなんてなくても、この街でずっと一緒に過ごしてきた大切な人たちだ。

システムが眠ろうが、UIが消えようが、この確かな手触りと暮らしがあるなら、俺はどんな過酷な冬だって越えてみせる。


16:名無しのダイバー

>>15

良い話だな。

俺もいま村の仲間たちと、今夜の晩飯のスープ仕込んでる。

冷たい風が吹き始めてるけど、暖炉の火と温かい飯、信頼できる奴らが傍にいれば十分だ。


17:名無しのダイバー

南半球側に居る俺は、薬草園の冬越し準備が終わったところだ。

これまで現地のおばあちゃんと研究して育ててきた薬草の蓄えがある。

病気や怪我が起きても、自分たちが積み上げてきた知識と手技でみんなを守り抜いてみせるよ。


18:名無しのダイバー

身に染みる話ばかりだな……。

俺たち、もう「異邦の客」じゃないんだよな。

誇りを持ってこの地に根を張った、ただの「住人」であり「人間」なんだ。


19:名無しのダイバー

ノイズが酷くなってきた。

文字の半分が黒い四角で潰れてる。

……そろそろ、本当にお別れみたいだ。


20:名無しのダイバー

>>19

ああ、画面の端から薄くなってる。


21:名無しのダイバー

なぁ、一年後に神様が目を覚ましたら、またこの掲示板って復活するのかな。


22:名無しのダイバー

>>21

無理だろ。

神様がどうこう以前に、画面そのものや通信機能の基盤が完全に削ぎ落とされて消えるんだ。

一年経とうが、二度とこの掲示板を開く機能自体が存在しない。


23:名無しのダイバー

>>22

そうだな。

「機能」そのものがなくなるんだから、二度と繋がらない。

これが本当に、地球の仲間と交わす最後の言葉だ。


24:名無しのダイバー

だからこそ、未練は全部ここで捨てていこうぜ。

もう二度と互いの安否を確かめる掲示板すら無くなる。

自分の生きている場所で、泥啜ってでも大切な奴らの傍で生き延びるしかないんだ。


25:名無しのダイバー

黒い枠線すら透けて見えなくなってきた……。

最後になる前に言わせてくれ。

今までこのスレで情報交換してくれた奴ら、愚痴を聞いてくれた仲間たち、本当にありがとな。


26:名無しのダイバー

>>25

こちらこそだ!

最初の孤独だった頃、この掲示板があったからここまで来られた。心から感謝してる。


27:名無しのダイバー

みんな本当にありがとう!!

ここで会えたこと、一生忘れない!


28:名無しのダイバー

>>27

俺もだ!

名前も顔も知らないけど、同じ決断をした仲間たちが大陸のどこかに居るってだけで、いくらでも強くなれる!


29:名無しのダイバー

文字が……消える……ッ

最後に言わせてくれ! みんな、この世界に来てくれてありがとう! 最高の時間をありがとな!


30:名無しのダイバー

あ


31:名無しのダイバー

サンキューな、みんな!!

それぞれの場所で、幸せになれよ!!


32:名無しのダイバー

ありがとう!!

愛する奴らを護って、絶対に生き抜こうぜ!!


33:名無しのダイバー

>>32

当たり前だ! 絶対死ぬなよ!!


34:名無しのダイバー

みんなありがとーーー!!


35:名無しのダイバー

またな!!


36:名無しのダイバー

元気で!!


37:名無しのダイバー

生きようぜ!!


38:名無しのダイバー

バイバイ!!


39:名無しのダイバー

さようなら!! この世界で生きていく!!


40:名無しのダイバー

みんなの家へ帰るよ。本当アリガt


41:名無しのダイバー

【切断されました】

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。