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青き月季の書 <異世界へ転生した俺は本の力で冒険も貴族社会もを無双する>  作者: 紅蓮樹(秋)
人生のプロローグ(幼少期)ー会話文少なめです
4/10

4. 異世界で生きていくには<中編>

(前の話結構編集しましたので改正版読んでない人は読んでくだされ!)

母の姿が見えなくなって数週間が経つ。


ある日少しだけ母が食卓で体調を悪そうにしてメイドに支えられながら連れていかれ、その日の俺の練習に付き合ってくれたのは母に代わって見守り担当のメイドだった。


心配だ。

実はそれの前世の母方の祖父も突然亡くなった。

それは正月で家族で実家帰りしていた時だ。

一週間泊まるが予定チケットの関係で帰宅日を二日ずらして出発予定日に突然倒れて亡くなった。


それまでは元気にはしていたのだがいつもと少し様子が変で時折一人で「少し、寝室で休んでくる」と言っていて顔色も思い返すと良くなったと思う。


母はこの時の事を予定がずれた事で最期に入れたことは良かったと語っている。

確かに俺も同意見だ。だが、この時まだ今の俺ほどでは勿論ないが小さかったこともあって少しトラウマになっていた。


前世の母が少し体調を悪くさせたり、父が帰りいつもより疲れた顔をしていたりするとすぐもうすぐ死んでしまうのではないかと怖かった。


もう高校生にもあってそう思うことはほぼなかった。

なかったのだか...この身体のせいか精神年齢が少し身体に引き寄せられている気がする。

異世界で先が見えない不安。そしてそれを消し飛ばしてしまうぐらいの母の死への不安。


自分は思っていたより短い間しか一緒にいないがこの人生での親に愛着が湧いていたらしい。


母は大丈夫なのだろうか。

そう考えると共に前世への事を考えを深くし過ぎたと思いすぐに他の事を考える事にした。


前世には色々残して来たが、どうしようもないからな。

俺は前世の家族の事をちゃんと向き合える日が来るまでまだ脳裏の奥深くに押し込んだ。

それこそ赤ん坊の精神では耐えられるものではないから。




ある日事は動いた。

それは俺が壁を使わずに歩けるきっかけを見つけ出せそうにいたときだ。


「旦那様!グレイス様が!」


それは夕食を父と二人きりで食べている間だった。

突然メイドが入ってきてそう言った。

父はそれに直ぐに顔を向けると口を拭き分かったと良い立ち上がった。


俺も母の名前を聞き父に連れていくようせがむ。

勿論言葉ではなく身体とあうみたいな音で。


急いで出て行こうとしていた父はそれに気づきてメイドに俺を連れてくるようにと伝えてそそくさ出ていった。


母に何か悪いことでも起きているのだろうか?




メイドは俺も抱き上げ父を追うように行った。

だが、小走りの父とは違い早歩きでしかないメイドは直ぐに父親を見失っていた。

だが、行先は分かっているらしく困ってはいなかった。


そして、その行先と言うのが...

三階。ここはこの屋敷内での俺の未知の領域だ。

俺の部屋は二階、父と食事をとるダイニングスペースは一階にありまだ自力で階段を登れない自分は行ったことがない箇所だ。


二階へ上がる豪華な玄関にある階段とは別のところから上がるのだが俺の部屋へ行く途中にあるので存在は知っていた。

そして、階段を上がり終えるとさらに続いていたため少なくとも四階まではあるらしい。

(今更だが、本当にウチはバカデカいな)


上がったら少し歩いてある部屋の前についた。

扉を開けたらそこには豪華なベッドに横たわる汗だくの母とそれを心配そうに見ている父、そして見たこともない仮面の男たち5人がいた。


部屋に入るとメイドは俺を下に置いて俺の手を掴んで共に歩き出した。

(…ん?っておぉ!手を掴んではいるものの自力で歩けてる!やったぁ!!!!...って今祝う場ではないか)


にしても、この仮面の男たちは何だろう。

服装は一人が豪華な白に金、そして赤が入った服を着ていた。もう一人は絢爛さはそれと比べ落ちるがそれでも高級感のある白をベースとして緑が入った服をしていて、それに付け加え金属製の棒(?)も右手に握っている。残り3人は真っ白な素朴なものを着ていた。


あぁ、そうかこの人たちは医者に類しているものかにしても何故に仮面?

しかも、ペストのときの鳥の頭のようなものではなく純粋に顔を隠すだけのためのものである。


「回復魔法を」

「はい」

「次、そこ新しく水を生成しろ」

「属性付与は?」

「今回はいらん」


一番豪華な服を着た者の指示をもとに皆動いていた。

端的な言葉だか、皆まるでパフォーマンスのようにテキパキと動いていた。

そして、この人生で初めて魔法というものが見れた!


回復の指示をされたのは金属の棒を持った男だ。

指示を受け、何かを口ずさんでだら母の一部が薄く緑色に光った。

彼が少し皆と違う服装をしているのは回復魔法とからが使えるからなのではないか?


次に、水の生成を頼まれたものは彼が行くまで存在に気づいてなかったが後ろに積まれている本を一冊をに持ちそれをたらいの前で開き手をかざした。


本が一瞬光ったようにも見え、気づいたらたらの中に水ができていた。


この光景に唖然としていると指示を出していた男が父の方へ行っていた。


「ビブリテリカ辺境伯様。そろそろです。...おや、そちらはカイン様で?」

「あぁ、カインの時も世話になりましたな。彼に見せてもよろしいだろうか?」

「別に構いません。そういう事は各自自己判断です。それに、貴方様は王命であっても何であっても自分の領内では変えられるではありませんか」

「まぁ確かにそうだが、ヴィンセン様の祖先が創り出した決まりだ。私は自領でそれを変えるつもりはない」


父は最後それを笑みをこぼしながら言い終えると今度は俺に向き直った。


そして俺を持ち上げ母の方を共に見た。

よく見ていろカイン。これこそ魔法なんぞでは真似出来ない神の神秘だ。


俺は回復魔法のお陰で顔色取り戻していたもののまだ、痛そうにしている母を見て起こる事に気づいた。


そうか、これは!

日曜日...の25:00になってしまいました!

遅くてすみません!

月曜の1:00ではと言っているそこのあなた!...

正直に謝ります。ごめんなさい。

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