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青き月季の書 <異世界へ転生した俺は本の力で冒険も貴族社会もを無双する>  作者: 紅蓮樹(秋)
人生のプロローグ(幼少期)ー会話文少なめです
2/10

2. 異世界の少年カイン・ビブリテリカ

「はい、あーん。よく食べれまちたねぇ~」

「こらこら、王国貴族たるもの親に甘えてばかりじゃいけないし、子供を甘やかしすぎるのもいけない」

「もぅ~、いじわるぅ。私たちの可愛い子なんですからいいじゃないですか!」

「しかし親離れが出来なくなったりしたらどうするのだ!」

「親に甘えてくれるのも今の時期だけなのですから」

「だ、だがなぁ...」


あれから少し時間が経っている。


あの後メイドは俺をあやした後俺は心一旦落ち着かせ泣き止んだ。

(どうやら赤ん坊の体だと感情が高ぶったとき俺の意思とは無関係に泣き出してしまうらしい)


メイドが出て行ってからは周りの様子と自分の現状を再確認した後寝た。

起きたら全部夢でした!とかをひそかに期待していたがそんなことはなく目を覚ましたら既に違うメイドが俺の部屋の掃除をしてくれていた。


そこから俺が目覚めたのを確認して部屋を出たかと思いきや今度はかなり高貴な服を着た若い女の人入ってきた。寝起きでうまく思い出せないが「何とかでちたね~」みたいなことを言い俺を抱き上げどっかに連れていき今に至る。


目の前に置かれた食事は野菜に果物、山菜、肉もちらほら見える。俺はそれとは別に何だか分からないペースト状の食事を摂って... いや、摂らされている


会話の流れ的に今俺にご飯を食べさせているのが俺の母で、奥にいる威厳のある男性が父だろうか?

また、薄々気づいてはいたがやはりここは貴族の家系だ。

ということは、俺は晴れて貴族社会の仲間入りを果たしたのか...




その後食事が終わると今度はメイドの手によって戻されてた。


行動は制限されているもののゆりかごからメイドの愚痴や時々二人入ったときの世間話で様々な情報を得れた。そして、数か月の間俺はそれらを観察しこの世界について学ぶことにした。


一つは、名前だ。

まず父から、父及びこの家の当主グレゴリー・セクト・ビブリテリカ辺境伯。

この地を治める領主である。また、セクトの名前はどうやら家名とは別の意味がある名前らしい。


父は何度か俺の部屋を訪れたることがあるのだが、そのときに「お前には家名と王から頂いたセクトの名も継いでもらうからな」と言っていた。

ちなみに、そのほかの訪問では口調はしっかりしていたが多分家族には甘いタイプだ。

(この人も大概親バカなんだな)


次に母、グレイス・ビブリテリカ。こちらの実家は家かなりの有力家族だと言う。コウシャクとか言っていた。

俺の知識が正しければ公爵または侯爵(読み一緒なんだよなぁ)は階級上位一位か二位だったよな?


少なくともこの家はその様な人が嫁に来る程には上の家系なのか。

俺の辺境伯のイメージは一部では辺境伯に追いやられた階級だけは上の貴族と実際重要な国境を任された貴族の二つがある。

幸運な事に今回は後者を引いたらしい。


そして、最後にゼルグ王国とここビブリテリカ領だ。

ゼルグ王国は我々が

ビブリテリカは父が()()()()()()土地のことである。

確定ではないが、多分王国の最北だも思う。俺の情報収集による脳内地図通りならこの北には森、東に砂漠があり、西は隣国だ。


二つ目は、この世界の成り立ち。

まず、大前提としてこの世界はやはり異世界で俺の元いた世界とは文化も生態も異なる。

文明で言えばルネサンスと俗に中世と呼ばれる時代が混ざり合った感じのルネサンス寄りか?

まぁいわゆるファンタジー世界だな。

生態もホーンラビットやスライム、ゴブリンと言った有名どころも耳にした。


だが、それより...

この世界には魔法、いやこの世界では魔術の方で呼ぶんだったか?まぁ、ともかくそれがあるらしい!

何の経緯でここに来たかは分からない。だが、魔術がある時点でもうミスででもバグで転生したとしても許してあげようではないか!

ただ... 強いて言うならもし神の仕業であったのならやっぱり直接一言なんかしら欲しかった。


ん?って待てよ、そうだよ!転生したら普通チートが贈られるものだよな!

この世界来てそこそこ時間が経っている。なのに何一つ俺がギフトか特典、チートらしきものを得た素振りが何一つないではないか!

この世界では魔術があるから魔力チートとか欲しかったわ。

まぁ、まだ言葉も発せなかったら自力で歩くことすらも出来ないガキだからな普通確か5歳ぐらいの時に出るもんだからな...


異世界チートハーレム生活までもう少しの辛抱!

折角の異世界だ!楽しまなきゃそんだろ!

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