8話: ふたりの秘密の空間
告白を経て、優夢と翔馬の関係は変わりつつあった。恋人同士の微妙な距離感が漂っていました。
昼休み、二人は学校の屋上へと足を運びました。そこは生徒たちにはあまり知られていない、彼らだけの小さな秘密の場所でした。翔馬は手に持っていた袋からお菓子を取り出し優夢に差し出した。
「優夢ってこれ、好きだよね?」
「うん、大好きだよ。くれるの?」
「うん、あげるよ。」
「ありがと!私もお菓子持ってきたんだ!これあげる!」
「ありがと!、これ大好きなやつだ!」
彼らは穏やかな風に吹かれながら、お互いのお菓子を交換し楽しいひとときを過ごしました。
「優夢、明日とか暇?」
優夢はしばらく黙っていましたが、やがて口を開きました。
「明日は用事があるかな、」
「そっか、暇な人がある?」
「うーん、バイトの都合もあるからな、、」
「そうだよね。」
「翔馬は暇な日いつ?」
「基本毎日暇だよ、バイト全落ちしてるから。」
「そういえばそうだったね。」
「うん。」
優夢は深い呼吸をし、真剣な表情で翔馬を見つめました。
「なら私のバイト先で働く?」
「優夢のバイト先ってどこだっけ?」
「焼肉食べ放題の店だよ。」
「え、忙しいんじゃ、、」
「結構忙しいけど楽しいよ。」
「ちょっと考えてもいい?」
「いいよ!」
「ありがとう。」
「そろそろ昼休み終わっちゃうよ教室もどろ!」
2人は教室に戻り一日の授業を終えた。
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次回の投稿予定は11月15日18時頃です。