7話: 文化祭と恋愛
翔馬はクラスの出し物に心を込めて取り組んでいました。舞台袖では準備の最中、緊張と期待が交錯していました。
舞台の幕が上がり、クラスの演目が進行する中、優夢と翔馬は一生懸命にパフォーマンスに取り組んでいました。演技やダンス、笑い声がホールに満ち、彼らの努力が観客に伝わっていく様子が嬉しい瞬間でした。
クラスの出し物を終えると2人は他クラスの出店を回っていた。
文化祭の最後に迫る中、優夢は翔馬に近づきました。
「翔馬、これで今年の出店も最後だね。」
「うん、優夢と一緒にまわれて楽しかったよ!
「私も翔馬とまわれてよかった!」
翔馬は優夢に向かって少し照れくさい笑顔を浮かべました。
2人は最後の出店を楽しんだ。
「優夢、ちょっと外に出ようか?」
「いいよ、どこか行くの?」
「ほら、ステージの前に言った話をね。」
「あの話さ、ラストの花火の時じゃダメかな?」
「え、あ、うん、全然大丈夫だよ。」
「ごめんね、私1回教室戻るね、」
「うん、」
優夢が教室に戻ってる最中、同じクラスの美月に会った。
「あ、美月ちゃん、お疲れ!」
「ゆめちゃんおつかれ!」
「文化祭楽しかったね!」
「うん!、そう言えばさ私さっき、りほちゃんが翔馬に告白してるとこたまたま見かけたよ、」
「え、、返事はなんて、、」
「さすがにそこまではわからなかったけどりほちゃんから送られてきたトークはこんな感じ。」
《ゆめちゃんの告白が成功しますように。》
「ゆめちゃんも翔馬くんに告白するんだね。」
「うん。」
「実はさ、私も、、」
「どうしたの?」
「昨日、翔馬くんに告白したんだよね、運よければ今日一緒にまわれるかもしれないと思って、でも振られちゃった、、好きな人がいるんだって、ゆめちゃん私からも応援するね、告白が成功しますように。」
「ありがとう。また後でりほちゃんにもお礼言わないと」
文化祭のプログラムが全て終え最後の打ち上げになった。
花火はあと5分ほどで打ち上げられる時、優夢は校庭の隅にいた。
「ゆめちゃん!」
「りほちゃん、どうしてここに?」
「それはね、応援しに来たんだ。」
「え、でもりほちゃんも翔馬くんに告白するんじゃ、」
「私ね、もう告白したんだよね。」
「え、」
「振られたけどね!、だからゆめちゃんは成功して欲しいなって!」
「ありがとう。」
「ほら、もうすぐ花火上がるよ。翔馬くん、特等席で待ってたから早く行ってあげな。 」
「う、うん、ありがとう。」
優夢は緊張しながらも翔馬がいる椅子の横に腰掛けた。
花火が打上げ始められた。
「俺さ、優夢のこと中学の頃から好きだったんだよね。」
「え、あ、ちょ、待って、私が先に言おうとしたのに、、」
「あ、ごめん、どうしよう、」
「どうしようって?」
「いや、なんでもない、、」
「そっか、私もね、翔馬のことずっと好きだったよ。」
「両思いだったってことにびっくりしてる、、直接言われると死ぬほど恥ずかしい、、」
「翔馬、私と付き合ってくれませんか?」
「は、はい。」
優夢は翔馬の目を見つめながら、幸せそうに微笑みました。
翔馬もまた喜びと共に、新しい一歩を踏み出した。
こんにちは、最近肌寒くなってきましたね、これからまだまだ冷えてくるみたいなので風邪ひかないように気をつけてくださいね!
作者は風邪引きました、、、
作品紹介
この物語は中学生編があります、そちらもぜひお読みください!