5.あらすじの基本は〝レビュー〟である。
あらすじの基本は、作品の紹介です。
そう、なろうでお馴染みの、あのレビューですね!
だから、私はいつも私自身が読者になったつもりで、私の作品に紹介レビューを書くようにあらすじを書くことにしています。
そうすると、設定をそのまま書くよりは「愛情」がチラ見えして、いい感じになるのです。
あと、気をつけていることは以下の通りです。
①固有名詞をやたら出さない
街の名前や国名などはなるべく出しません。文章が長くなる上、要点がバラけ、読者の気を散らしてしまうからです。
②誰視点なのかを明示する
主人公が誰なのかをはっきりさせておくことです。なので、あらすじに出る人名はなるべく一名のみ!彼氏(予定)や彼女(予定)の名前すら、書かなくて大丈夫です。青年だの同僚だの王子だのという肩書きだけの方が、むしろ恋人役の個性を際立たせることすらあります。
③話の方向を明示する
それはどういう結末を迎える予定の物語なのか?いわゆる主題を想起させる言葉を最後に必ず書いて下さい。「どうなってしまうのか!?」みたいな読者の想像に委ね過ぎる言葉は避け、「結ばれることが出来るのか?」など、結論に少し寄せて行くといいと思います。
④文字数を300字ほどに抑える。もっと少なくてもいいぐらい。
単純に、文字数が多いと面倒に感じて読んでもらえません!
このように書いたあらすじですが、もうひとつ注意点があります。
それは、本文とあらすじの世界観を調和させるということです。
たまに、あらすじはおちゃらけているのに内容は結構重いとか、あらすじが重厚なのに内容が軽いという作品、またはあらすじは凝っているのに内容は伴わないという作品が見受けられます。
読者は、我々素人作家の素人臭さに敏感です。
両者の調和が取れていないと「あらすじが雑なやつだからエタるだろう」「内容が後から変化し、予測のつかないことになるのではないか?」などという疑念を読者に抱かせてしまいます。
読者は何よりも混乱を嫌います。
なるべくその世界観と調和した、筋立てのあるあらすじを書くことを心がけてみて下さいね。
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作者の苦悩の日々が、今、幕を開ける……!
だから色んな人にレビューを書くと、あらすじが上手になりますよ!