50.作家よ、運動しろ
『娼館の乙女~売られた少女は推理力で成り上がる~』書籍化決定しました!
今から耳の痛い話をします。
皆さま、〝運動〟……はされていますか?
今〝運動〟しておかないと、あとで大変なことになりますよ!
あっ。
そこの目を逸らした作家!
今から運動せい!!
というのも、作家を続けるために必要なことは全て〝運動〟で解決するからです。
まず、作家の職業病といえば「腰痛」です。
小説家に限らず、デスクワークの多い社会人は慢性の腰痛とは行かないまでも、少なからず腰の病気を患ったことがあるのではないでしょうか。
どんなにアイデアが溢れていても、椅子に座れなくなれば執筆は出来なくなります。そんな悲劇を予防するためにも、定期的に運動することが必要なのです。
それから、作家に必要な「ひらめき」や「アイデア」の枯渇。
こんな困った状況も、実は〝運動〟で解決出来ます。アイデアは、部屋に籠ってうんうん唸っていてるだけでは出て来ないものらしいのです。
毎日散歩しながらアイデア出しをしているサザエさんの伊佐坂先生は、作家として正しい姿と言えましょう。
……ここまで言えば、みなさん運動したくなって来ましたよね?
では、これからも大作を書いて行かなければならない皆さんのため、私が「腰痛」と「ネタ枯渇」予防に効果があった運動をこっそり教えたいと思います!
まず、腰痛予防には四股てっぽうです!
これは私が農業を営んでいた時にもお世話になった、伝統的なジャパニーズ・スモウ・ストレッチです。
自分よりも重いものを幾度となく持ち上げるお相撲さん。彼らが毎日これを繰り返して強靭な腰を手に入れているとしたら、もう我々もやるっきゃないわけなのですよ。
腰を落として四股の構え。そこから肘を太ももに乗せ、仕切りの構えをします。
この時点で股関節が痛いぐらいに伸びているのを実感できると思います。
そのまま両腕を地面につけてみましょう。
体が硬いと、もう拳をつくのもキツい。
てっぽうは、もし家に大黒柱があればそこで行ってみましょう。
前傾姿勢で、柱に何度も張り手します。これを何度か繰り返すと、不思議と背中が伸び、腰痛からの回復が早まります。
騙されたと思って、やってみてください!
そしてアイデア出しには、散歩、水泳などの有酸素運動(一時間以上)です!
アイデアも出て来る上、健康になれる。まさに作家にとって一石二鳥!やらない選択肢がありませんよね!?(圧)
特に散歩は、晴れている日がお勧めです。日を浴びることによってセロトニンが活性化し、快眠効果も得られます。
少し息が上がるくらいの速足で、ひたすら歩きます。
小説のアイデアをこねこねしながら、ひたすら歩き続けます。
ちょっと汗ばむくらいの速足がいいそうです。
まとめて一時間も出来ない時は、30分を2セット行うと良いそうです。
アイデアの出ない日は紙に向かってもしょうがないので、とにかく運動運動!
……などと一般論じみたことを述べて参りましたが、まさに運動に助けられたのがこの私。
アイデアがない、体力もない、もうだめだー!となった時、運動さえすれば体も頭も切り替わり、何度でも蘇って書くことが出来ました。
運動後には、アイデアが形になっていることが多いです。
騙されたと思ってやってみてください。
これはもう、ホントは教えたくないぐらいの秘術なんです!
でも教えちゃいます!
運動は作家生命を伸ばします。
──私が証明です!!