表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
なろう攻略ゆるメソッド〜書籍化するまで頑張ってみた作家のエッセイ〜  作者: 殿水結子@「娼館の乙女」好評発売中!
番外編Ⅲ:短編も20000pt超えたらしい作家のエッセイ

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

35/71

34.短編は、自由だ!

 ここで話題をがらっと変えて、短編の作り方です!


 短編は短い小説です。なので、どんな冒険だって出来ます。


 私の書いた、短編──


 勇者(男)にビキニアーマーを着せても、勇者(男)を全裸にしても、おじいさんと恋愛しても、みなさん読んでくれました!


 ですから「長編で書くには勇気がいる。だけど書いてみたい」という際どいストーリーは、まず短編にして間違いありません。


 そして往々にして、そのような作品は短編くらいの長さがちょうどいいし、読み手としても風変わりな話を楽しめるのでウィンウィンです。


 是非観測気球として、色々打ち上げてみましょう!




 人気が出たら、長編化を視野に入れてもいいでしょう。


 現在「短編ガチャ」という名の序章書き、すなわち「DANPEN」が流行っていますが、私としましては最後まで書く「短編」をお勧めします。


 なぜなら短編はラストまで書くことが、読者からの信頼を得る鍵になるからです。また、ラストまで書くことで短いプロットが完成し、作者自身も恐らくその後を書きやすくなるのではないでしょうか。




 一番いけないのは「DANPEN」を量産することです。


 新着短編欄にいわば犯行証拠をひたすら並べ続けた結果、作者ミュートされかねないからです。


 なので短編は、はなからラストまで書き切った方がいいと思います。


 短編として完成されていないものは、それを長編にしたところで、未完成品の引き伸ばしに過ぎないからです。




 しかし往々にして「DANPEN」を書く作者は、それをよしとする読者に評価されているじゃないか、と思われる書き手も多いかと思います。


 それが評価され、「連載化してくれ」という声がそのDANPENの感想欄に届くのも我々は見て来ています。


 結論から言うと、自分にはファンが特にいないと思われる場合、DANPENは非常に非効率的です。


 私は、実際のところDANPENに評価点を入れるのは、その作者のファンだけであると考えています。よくよく見てみると、DANPENを書く人は元々何万ptの連載を何本も持っている作者ではないでしょうか?


 その評価点は、人気作家にとりあえず新作を書いて欲しいというサインであって、そのDANPENの出来が良かったから評価した、というわけではなさそうです。


 人気作家や書籍化作家の真似をしてもスタートラインが違い過ぎるので、やはり我々は〝短編〟で勝負です!


 長編を完結させるのが難しいように、短編も完結させるのはなかなかに難しい。その難しさを乗り越えた短編を、新着欄に上げましょう。


 DANPENではなく、短編を見て貰う。


 全てはそこからスタートです!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
↓Amazonページへ飛びます↓ i956321
ブレイブ文庫様より
2025.5.23〜発売 !
― 新着の感想 ―
[一言] >人気作家や書籍化作家の真似をしてもスタートラインが違い過ぎるので、やはり我々は〝短編〟で勝負です! これは本当に肝に銘じておかねばなりませんよね。 短編に限らず、ただ書籍化作家がやっている…
[良い点]  うむ。まず序章だけ書くのはやめろと某新人賞の選考員もブチ切れている。続編を書くにしてもちゃんと終わらせないと。  余談だけど自分は『映像と違って匂いも味も皮膚感覚も表現できるのが小説だ…
[良い点] 短編は読むのも書くのも楽しいですよね! 短編が面白い作家さんは長編を読んでみようというきっかけになります。 短編を読むとその作家さんの文章力や構成力、面白い作品を作れるかどうかもわかるので…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ